ここに1輪の大きなお花があります。花の直径は10センチ以上。フリルのような花びらが何層にも重なっているようです。色は赤、白、ピンクなどなど……一体これは何の花でしょうか?
「バラかな?」「牡丹?」「大きなカーネション」多くの人がこう答えるこの花の正体は……なんと「ベゴニア」です。
えっ!? どう見てもバラだよ!? ベゴニアと言えば、鉢植えで、お庭の隅っこに置かれているちょっと地味めな印象なんだけど!これ本当にベゴニア?
このバラそっくりな花は「球根ベゴニア」というもの。そう、その名の通り小学校や庭などでよく栽培されているあの「ベゴニア」の仲間です。
よく見るベゴニアは花も小さく、なんだかもっと控えめな印象。
日本でよく見られるベゴニアとの違いはまず大振りのお花です。
まるでバラのようにきゅうっと繊細に重なる花びらがとても可愛らしい。
そして、色のバリエーションも豊富です。赤、白、ピンク、黄色……球根ベゴニアには様々な色、様々な大きさがあるよう。ズラっと並んでいるとまさに圧巻。百花繚乱とはまさにこのことではないでしょうか?
なお、日本でよく見られるベゴニアは小学生の課題になるほど栽培は簡単ですが、アンデス山脈出身の球根ベゴニアは日本では専用の温室がないと栽培が難しいそう。それであまり知られていないのかもしれません。
私は三重県の「なばなの里」で初めて見たのですが、ほかにも茨城県の「水戸市植物公園」、静岡県「富士花鳥園」や兵庫県の「兵庫県立フラワーセンター」をはじめとした植物園や植物のテーマパークで見ることができるそうです。
ひとくちに「球根ベゴニア」と言っても形のバリエーションも本当に様々で色もとっても繊細。興味のある方は是非実際に見てみてくださいね♪
(写真、文=おおさか もぐみ)
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▼近くで見るとバラの花
▼ぐーっと引くと……
▼茎と葉っぱが違うみたい
▼しかし「ベゴニア」だったとは!
▼花の女王の風格です!
▼比べて見てみるといつものベゴニアは可憐で可愛い感じ♪
▼まさに百花繚乱や~
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