花は、蕾から朽ちるその刹那まで、どの瞬間を切り取っても美しいもの。だからこそ、最期の時までその姿を愛でたいものですよね。
そこでご紹介したいのが、海外サイト『paulmenand.fr』に掲載されている花器『Vas Exaruit』。こちらの花器が持つ大きな特徴、それは、散ってしまった花びらまで楽しむことができる、一風変わった風貌です。
通常、花器には無いであろう「受け皿」が、『Vas Exaruit』には存在します。その「受け皿」で、はらはらと散りゆく花びらをキャッチ。1枚、また1枚と落ちる花びら、そして落ちてしまった花びらが少しずつ艶を失っていく様を、思う存分鑑賞できるというわけなのでございます。
木のぬくもりを感じる素朴でシンプルな風貌は、フランス発であるにもかかわらず、どこか日本的。そのように感じてしまうのは、もしかするとこの花器が持つ「花を最期まで楽しむ」という特製ゆえなのかもしれませんね。
時の移ろいを日々実感することのできる花器、『Vas Exaruit』。和室にも洋室にもマッチしそうなところもまた、非常に魅力的な逸品です。
(文=田端あんじ)
参考元:paulmenand.fr( http://goo.gl/1mqWJ )
▼控えめなビジュアルにグッときます
▼この木の感じが「和」を思わせるのよね
▼散ってしまった花びらもまた美しい
コメントをどうぞ