以前当サイトでご紹介した、初音ミク主演によるボーカロイドオペラ『THE END』。
昨年、山口情報芸術センターで開催され大反響を呼んだこちらのオペラ。その東京公演が、なんと来る5月に行われるんですってよーっ!
とはいえ上映日は5月23日と24日の2日間、計3回公演のみ。これはチケット争奪戦になること必至かもしれませんねぇ。
『THE END』はそもそも、音楽家渋谷慶一郎氏や演出家・演劇作家の岡田利規氏など、新進気鋭のアーティストたちによるコラボレーション作品として誕生したもの。従来オペラには欠かせない「オペラ歌手」「オーケストラ」を一切排除した、人間不在のオペラ。それが、『THE END』なのです。
クラシック、そしてオペラの殿堂『オーチャードホール』に10.2チャンネルのサラウンド音響と1万ルーメンを超える高解像度プロジェクター7台を持ち込んだ環境は、言わば電子の要塞。
そんな四方八方デジタルな環境の中で、「わたしは死ぬの?」と自問する初音ミクのセリフから始まる、ひとときのトリップ。「死とは何か?」「終わりとは何か?」という永遠の疑問を自ずと考えさせられる、そんな時間を想像するだけでほら、なんだか胸がドキドキしてきませんか?
ちなみに主演の初音ミクの衣装は、前回公演と同様、『ルイヴィトン』のアーティスティックディレクター、マーク・ジェイコブス氏によるもの。これもまた、『THE END』の重要な一要素ですから、なんとしてでも見逃すことはできませんっ。
『THE END』前売りチケットは、Bunkamuraチケットセンターほか、イープラス・ローソンチケットなどで絶賛発売中とのこと。トップクリエイターたちが手掛けたボーカロイドオペラを、極上の環境で生体験するというこの機会を、みなさまどうぞお見逃しなく。
(文=田端あんじ)
参考元:Bunkamura
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