
昨年の9月、「フリーマーケットで買った絵が、印象派の巨匠ルノワール作品だった!」という仰天ニュースがあったのをご記憶でしょうか。オークションも予定され、その価格75000米ドル(約750万円)は下らないとも言われた夢のような話。
ところがなんと「絵は60年前に美術館から盗まれたもの」と判明したから、さあ大変! 急遽オークションは中止、なにやらキナ臭い話に急展開中なのです。今回は、その経緯と所有権をめぐるミステリーのようなお話をご紹介します。
■フリマ購入から ”世紀の発見” まで
運転教習所経営の女性マルシア・フークア(Marcia Fuqua)さん(51)が、米ヴァージニア州で絵を購入したとされるのは2009年。値段はたった7ドル。最近になって処分しようとしたとき、「ルノワール」のプレート文字を見て、母親が鑑定に出すよう思い付いたそうです。
オークションハウスの鑑定士は、これをフランス印象派の巨匠オーギュスト・ルノワールによる小品『セーヌ河の風景(Paysage Bords de Seine)』と鑑定。世界が沸き立ちました。
■ワシントンポストが突き止めた絵の履歴
当時分かっていたのは、この絵が「1926年にパリで弁護士に購入された」という記録だけ。ところが今年に入り、「1951年にボルチモア美術館から盗まれた作品」ということが分かったのです。
作品はFBIが押収、オークションも急遽中止に。怒ったのは夢の中にいたマルシアさん。所有権を巡り起訴を起こしたのですが……
■どうも怪しい……?
マルシアさんがFBIに宛てた ”返還嘆願” の手紙によれば、「私はアートについて、まるで門外漢ですし、そうした教育も経験もいっさいありません。買ったのはほんの偶然。フランス印象派の作品だなんて知っていたはずもありません!」
ところが実は、鑑定を思い立たせた彼女の母親(84)は、地元で長年アートスクールを経営している人物。しかもルノワールを含む巨匠たちの複製画を得意とする職業画家でもあったのです。娘がスクール経営に関わっていたという証言も。
■謎の ”弟” の証言
さらに後日、ワシントンポストのもとにマルシアさんの ”弟” を自称するマットなる男性から連絡が入ります。インタヴューに答えた彼は驚くべき事実を暴露。
「あの絵は母のですよ。多分5〜60年前から家にずーっとあったものです。私に言えるのは、姉があの絵をフリーマーケットで買ったはずなどないということだけ。大方、母のアトリエから盗んだのでしょう」
はてさて、「こりゃ、怪しいことになってきた」と思った矢先、2度目の取材で弟は急遽前言を撤回。3度目には、「最初の取材に答えたのは自分の名を騙る詐欺師」と言い出す始末。
■絵の本当の所有者は誰?
ワシントンポストは、ボルチモア美術館の古い書類の中に記録を発見。それによると最後の所有者は高名なアート・コレクターで同美術館の後援者、セイディー・メイ(Saidie May)氏ということが明らかに。
正式に美術館に寄贈する前の1951年に彼女は死亡しており、絵はその直後に盗み出されていたのです。これじゃ館は気付かないはず。また世界の盗品アートのリストにも登録されておらず、今回の発見に美術館関係者も驚きを隠せないと言います。
■さらなる疑惑の浮上
話は大分入り組んできましたが、最後にさらに怪しげな事実が浮上。実は件の母親は、美術館のあるボルチモア郊外のアート・カレッジを1952年に卒業していたことが分かったのです。
盗難のあった51年当時、ボルチモアの美術界と繋がりがあり、絵のあった美術館に出入りしていた可能性も。自称 ”弟” の「5〜60年前から所有していた」という最初の証言を考えると、話はかなりミステリー小説じみてきます。
■はたして真相はいかに?
現在、ヴァージニア州アレクサンドリア地方裁判所では、所有権を巡る裁判が準備中。関係筋によると、所有権を主張しているのは、「マルシア・フークアさん」、「ボルチモア美術館」、そして盗難時に保険金25000ドルを支払った「保険会社ファイアーマンズ・ファンド」の3者ということです。
FBIによる捜査も続行中のこの事件、いったいどんな結末を迎えるのか。続報があればまたお知らせいたします!
(文=黒澤くの)
参照元:abcnews.go.com

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