町で見かける安全第一や注意喚起のポスター。大切なのはシンプルで心に焼き付くことですよね。ひと昔前ですが、「○○やめますか? それとも 人間やめますか?」など子供心に恐ろしくて強烈だったものです。
そこへいくと、近ごろ目にするものはデザインも言葉もソフトというか、どうもパンチに欠けるような気がします。そこで今回は、心に焼き付くこと間違いなしの「労働環境における注意喚起ポスター」の数々をご紹介。
ご覧いただくのは、古いオランダのビンテージ・ポスターたち。種々の工場には危険がいっぱい、工業化が進むにつれて事故が多発したのは万国共通のようです。
そこで登場したのがこれらの ”注意喚起” ポスター。排気ガスのモンスターや電線を伝う電気ドラゴンたち、旋盤や電ノコでスッ飛ぶ指、機械に巻き込まれて恐怖の表情を浮かべる人……とにかくシンプルかつ強烈なメッセージ性があるものばかり。
オランダ語のキャッチコピーは分からなくても、独特の恐ろしげなタッチと直球勝負のデザインで瞬時に理解できるのが凄い。というか怖いです。まるでビンテージ・ホラー映画のポスターかと見まがうほどの振り切れっぷり!
これが貼ってあったら嫌でも注意しそうですよね。優しく諭されるより、これくらいやってもらわないと効果がないかも!? という気もしますが、皆さんどうお考えになります?
(文=黒澤くの)
参照元:flavorwire.com
▼排気ガス魔人 1925 – 1926
▼近い近いっ 1950
▼ちょっとかわいい電気ドラゴン、でも下の死神が……1925 – 1949
▼色鉛筆の独特のタッチがジワジワ来る 1927 – 1928
▼怖すぎる 1939
▼痛すぎる 1940
▼起きてぇー 1942
▼安全靴着用のこと! 1950 – 1959
▼交通安全×ドクロ 1952 – 1953
▼巻き込まれ注意 1959 – 1964
▼痛そう 1972
▼マッチ一本火事のもと 1967
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