おじいちゃんやおばあちゃんの着る服は、こういう服。そんなふうに型にはめるのはナンセンス。改めてそう感じざるを得ない作品を発表し続けているフォトグラファー、それがgozopさんです。
『Spring-Autumn(春から秋)』と名付けられたシリーズ作、そこに仲良く写るのは、祖父母と孫。
でもね、彼らはただ単に被写体になっているわけではないの。なんとお互いの洋服を上から下まで交換した上で、写真におさまっているのですっ。
さぞ違和感があるだろうと思いきや、そうでもないことに、まずビックリ。
孫は孫で、おじいちゃんおばあちゃんの洋服を難なく着こなしているし、おじいちゃんおばあちゃんもまた、見事に孫たちの服を着こなしているんですよねぇ。似合う服って人それぞれ異なるはずなのに、このしっくり感……スンゴイ。
年齢が離れているぶん、「顔立ちがよく似ている」というよりは、「醸しだすムードがそこはかとなく似ている」という雰囲気の両者。服を交換した後の孫たちを見るに、おじいちゃんおばあちゃんが若い頃はきっと、こんなかんじだったんじゃないかなぁ、な~んて思ったり。
洋服の可能性、そして濃い血のつながりを否応なく感じてしまう作品の数々は必見。自分自身の祖父母のことを思い出しつつ、それではごゆっくりお楽しみくださいませ。
参考元:gozop
執筆=田端あんじ (c)Pouch
▼全体的におじいちゃんは緊張気味、おばあちゃんはノリノリというかんじです
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