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日々、健気に生きる乙女諸君をダメ男から守るべく、Pouch編集部のライターたちが「ダメ男体験記」をつづるこのコーナー。前回は、田端あんじ記者の「発言と行動が個性的すぎる男」をご紹介しました。

今回は、記者(楠木サンダル)が遭遇した「乙女チックすぎる男」の生態をお伝えします。

幸運にも、これまでイイ男としか付き合ったことがないというアナタは、そのままハッピーな人生を突き進んでくだされ! ぱねえダメ男と付き合ったことがあるというアナタは、ぜひこちらから体験談を教えてくだされ! では、本日のダメ男、行ってみよぉ~!

【楠木サンダルのダメ男体験記】

あれは10年前のこと、私には乙女チックすぎる彼氏がいました。ここでは仮に、マサオさんとします。

マサオさんとの出会いは、学生時代にアルバイトをしていた飲食店でした。一緒に働いていたころはただの友だちだったのですが、社会人になってからよく飲みに行くようになり、いつしかお付き合いをすることになりました。

最初はまったく「ダメ男オーラ」を発していなかったマサオさんですが、交際をスタートさせてから徐々に変化が表れてきて……マサオさんは “乙女” だったのです。私がそれまでにほかの男性と付き合ったことがあるという事実が、どうしても許せないようでした。

私の過去の男性関係を根掘り葉掘り聞いてくるので答えたら、それに対してヤキモチを焼き始め、悲劇のヒロイン(?)を気取って「はぁ~」とかわざとらしいため息をつく始末。自分で聞いておきながらヤキモチを焼くってどういうことやねん(苦笑)……っと。

付き合いを続けるうちにその傾向は加速して、ついにはぬいぐるみを抱きしめてトイレに駆け込み、「うわぁぁぁ~ん」と大声で泣き出す事案が発生しました。

「元カレと付き合ってなかったことにしてえええええ、元カレと付き合ってなかったことにしてえええええ」と泣き叫ばれて、ちょっ、待てよ(苦笑)……っと。

そこで、タイムマシン的なものが出てくれば何とかなったかもしれませんが、私には対処ができなかったのでお別れしていただきました。トイレに立てこもり、泣き叫ぶマサオさんを「いじらしい(胸キュン)」と感じられる寛大な女性が現れていることを願うばかりです。

執筆=楠木サンダル / イメージ画像=Pouch (c)Pouch