garson1 京都の街の名物、といえば古民家である「町家」。これを昔の雰囲気そのままに利用した「町家カフェ」が数年前から流行っていますが、今回はその上をゆく『町家フレンチ』なるものがある、との情報を入手。ふらっと京都へ行ってみました!!

京都をこよなく愛する知人女性が絶賛するお店、それこそが町家フレンチの『アーム・ドゥ・ギャルソン(Âme du garçon)』。ディナーを予約して伺いました。いやー、京都っぽくない店名ですね~。京都駅からタクシーで10分ほど、もしくは神宮丸太町駅から徒歩5分ほどの、大通りから一本入ったところにあります。入り口がとっても素敵にライトアップされており、期待が高まります。

■ センスもコストパフォーマンスも◎な料理

メインのフランスシャラン産の鴨のローストは、フレンチの王道としての品格を存分にあらわす味、火入れも完璧でまさしく絶品でした。そんなふうに美味しいのはもちろんのこと、皿ごとのポーションがしっかりしていてかなりボリューミー!! 記者が頼んだのは一番安い5,000円のコースでしたが、お腹いっぱい、大満足でした。お酒を1杯飲んで、サービス料を含めてふたりで13,000円ほど。コストパフォーマンス、抜群です。けれど、今回は料理については多くは語りません。なぜなら……

■ 雰囲気抜群の店内

このお店に行く価値の半分くらいは建物を楽しむことにあるかと思います。もちろん料理もGOODなのですが、京都の町家の個室で食べるフレンチ、幻想的な照明でライトアップされた中庭や階段。2階で食事をしていたのですが、1階のトイレに行く際にも内装をキョロキョロ見渡してしまいます。和の建物を活かすよう、うすあかりの差し方を計算して組んである照明がなんとも絶妙なんです。京都に多いお寺などとは違い、またフレンチのレストランとも違う、『町家フレンチ』独特の異界のような雰囲気が味わえます。

そこにあえて不満があるとすれば、古い町家なので個室の場所によってはスタッフが歩く音が響くこと。気になる方は予約する際に「静かな部屋」とオーダーしても良いかもですね~。

ちなみに帰りのタクシーで運転手さんから「お客さん、外国の人? 発音が海外みたいだから!」と言われ、「いえ、れっきとした日本人ですよ。あ!さっきフランス料理を食べてきたので、フランスなまりになってしまったかもしれないです」 町家フレンチで食事をするとフランス人に近づけるかもしれない!?

【店舗情報】
「アーム ドゥ ギャルソン」(Âme du garçon)
住所:所在地:京都府京都市中京区中町通竹屋町下る鉾田町292
営業時間:11:30~14:00(LO)、17:30~20:30(LO)※ランチ営業、日曜営業
定休日:水曜日

参考元:アーム ドゥ ギャルソン
撮影・執筆=じゅん (c)Pouch

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