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大手エアラインに比べ、だいぶ安いLCC(格安航空会社)。上手に使いこなせれば数万円の節約も可能ですが、使い方を間違えると大損することも。「大手の航空券を買っていた方が安かった」なんてことも十分あり得るのです。

先日、イギリス〜イタリア間を約7000円で購入することができたものの、出発の当日になって70ポンド(約1万2400円)支払うという思いがけない事態に! このような悔しい思いをしないためにも、バジェットエアに乗る際に気をつけるべきことをお伝えします。

1. 予約時に気をつけたいコト
ご存知のようにLCCは無料で荷物を預けたり、座席指定をすることが不可能。荷物を預けるかどうかは選択の有無が可能なエアラインがほとんどですが、座席指定に限っては選択していないのに選択されているということも。また、任意加入の保険に関しても同様のことが言えます。

予約ページに移った時に「あれ? 表示されていた価格と違う」という場合には、座席や保険が選択されていないかチェックしてみましょう。予め選択されているなんて、詐欺かよ!? と思ってしまうけれど、LCCでは当たり前。

2. 預ける荷物がある場合は、必ず予約時に! 空港だと大損します
どこのエアラインも7〜10kg程度の手荷物ならOKとしていますが、キャリーバッグを預ける場合は別料金。これも航空会社によってさまざまで、一律20kgまで○○円としているところもあれば、10kg、15kg、20kgというように、重量ごとに金額が変わる場合も。

記者は以前、エアエジアを利用した際に「キャリーバッグ/20kg」で予約しておいたものの、当日に空港で24kgということが発覚。1kgごとに追加料金を払う羽目になり、結局1万円近く損した記憶があります。

3. オンラインでチェックインを済ませておく
前述の大損というのがこちら。出発の2時間前までにオンラインでチェックインを済ませていない場合、空港で高額なチェックイン料金を支払わなければいけないというもの。予約時にエアラインから届くメールにしっかり目を通しておくようにしましょう。ちなみに記者が損をしたのは「ライアンエア」というアイルランド系の航空会社に搭乗したときのこと。

4. 100ml以下の液体にも注意が必要
チェックインまで済ませてひと安心! というのは、まだ早いっ! 国際線の機内持ち込みのルールでは「100ml以下の液体なら手荷物OK」なのですが、密閉できる袋に入れておかなければ荷物検査の時に没収されることもしばしば。これは空港によってまちまちなのです。

香水やマニキュア、歯磨き粉に日焼け止めなどはとりあえず袋に入れて検査を。準備万全で旅行に臨んだのに、直前になって没収なんていうのは悲しいですからね。記者も何度も損していますよ。トホホ……。

5. 空港へは早めの到着を
LCCは大手よりもゲートが離れている場合が多いため、空港内を歩き回ったり、バスに乗ってターミナル間を移動する場合もあります。また、繁忙期には荷物チェックに大幅な時間がかかったりすることも。国内のLCCであっても搭乗時間には余裕をもっておいた方がよさそうです。

LCCを利用する際は予約段階から当日まで、気が抜けませんね。でも安く旅するには、これぐらいのリスクは覚悟が必要なのかも。みんなは損しないようにね!

取材・撮影・執筆=横山ローズ (c)Pouch