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「東日本大震災から約3年の月日が経った。だが私は、何が正しいのか、何もわからずにいる」

本日ご紹介するのは、11月1日から東京・ポレポレ東中野ほかで公開されているドキュメンタリー映画、「無知の知」。

原発事故後、原発そのものに疑問を持ったという石田朝也監督が、福島の人々や震災当時の内閣関係者、原子力工学者や太陽光発電関係者など、様々な人々にインタビューを決行。それらすべてを記録した、注目の作品です。

【原発事故関係者が数多出演】

出演者の名前を見ると、そこには当時よくテレビで目にした政治家のみなさま、専門家の方々がずらり。

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元内閣総理大臣・菅直人さんに、当時の内閣官房長官・枝野幸男さん。そのほか細川護煕さんに鳩山由紀夫さん、与謝野馨さん。さらには元内閣官房内閣広報室内閣審議官の下村健一さん、そして第8代内閣府原子力安全委員会委員長を務めた班目春樹さんの、お名前も。

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【福島県出身の記者が思うこと】

記者は福島県の出身、だからこそ、原発事故のこと、そして原発そのものに関してよく知っておきたい。事故が起きてから常々、そう思っておりました。ですがそれと同時に、自分はあまりにも、原発に関して無知であった、そのことを痛感するのです。

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【 “知らないから教えてほしい” が原動力】

石田監督の目線はおそらく、そういった人々と同じ。「知らないから知りたい、教えてほしい」そんな真っすぐな心が、これほど多くの関係者が出演するに至った、大きな力なのではないか。私はそう感じました。

原発推進派・反対派を問わず多くの人々にインタビューを敢行、原発是非を自らと観客に問いかける作品、「無知の知」。あの日から3年半が経った今だからこそ、ぜひ、ご覧になってみてはいかがでしょうか。

参照元：原発ドキュメンタリー映画「無知の知」 、映画「無知の知」フェイスブック
執筆=田端あんじ (c)Pouch

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