2015年1月1日、元旦。この日NHK・BSプレミアムにて、ドキュメンタリー番組「ザ・プレミアム 草間彌生の富士山 ~浮世絵版画への挑戦~」が、放送されます。
水玉模様でおなじみ、世界にその名を知られる前衛芸術家・草間彌生さんが、85歳を迎えた今、浮世絵版画に初挑戦。しかもそのお題となったのは、日本の象徴ともいえる「富士山」。
【草間さんが初めて本格的に絵を学んだのは “日本画” 】
現代アートのトップを走る彼女が日本の伝統美「浮世絵」に挑むとは少々意外、そう感じられた方も少なくないことでしょう。ですが実は、草間さんが初めて本格的に絵を学んだのは、ほかでもない日本画。この流れはもしかすると、必然だったのかもしれません。
【浮世絵版画職人集団とタッグ】
今回草間さんがタッグを組んだのは、浮世絵版画職人集団「アダチ版画研究所」。伝統の受け継ぐ版画職人たちとの激突を経て、果たしてどのような「富士山」が生まれたのか。水玉はそこに、登場しているのか。非常に気になりますよねぇ!
【昔はグロテスクさが際立っていた草間作品】
草間作品は今でこそポップなテイストですが、昔はかなり、グロテスクさが際立っていたように感じられます。もっともっと強迫的であったし攻撃的でもあった、そんな印象と言いますか。
【果たしてどのような作品を生むのか……めちゃ気になるッ!】
その後小説の執筆など様々な経緯を経て、1990年代に再評価されてからというものの、「ルイ・ヴィトン」とのコラボなど、その活躍は周知のとおり。このように濃く深いバックグラウンドを持つ彼女が、浮世絵版画で描く「富士山」……自ずと期待が高まります!
真っ赤な髪の毛が印象的、ド派手な草間さんの姿もまた、元旦にふさわしいと思われる同番組。放送時間は午後20時から1時間半とのことですので、お時間の合う方はぜひ、ご覧になってみてはいかがでしょうか。
参照元:NHK BSオンライン
執筆=田端あんじ (c)Pouch
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