国内外のチョコレートの有名店が集まる、年に一度のパリ発・チョコレートの祭典『サロン・デュ・ショコラ』。毎年、伊勢丹新宿店で開催されていましたが、今年は17カ国約100ブランドが集結し、新宿NSビルで1月25日(日)まで開催中です。
スイーツ好きの記者(私)も、ぜひともチェックしておきたいところですが……お給料前で、財布の中身は千円札1枚だけ! 高級チョコばかりだろうし、行ったところで完全に目の毒だあ!
【1000円だけ握りしめて…】
すると編集長が、そのなけなしの1000円で高級チョコレートを買ってきて欲しいという。ガーン、なんというムチャ振り……。でも、ここはあえて自分でハードルを上げて、Pouchのテーマ “ かわいい 楽しい ちょっとヘン! ” をクリアするチョコを探してやろうじゃないの。
【会場内をいっぱいに満たす甘〜い香り】
なけなしの千円札1枚握りしめて、会場のなかへ。すると、カカオやバニラが混ざった甘い香りがフワワ〜ン♪ この香り、食べなくても分かる……美味しくないわけがない! だけど、私は1000円ぽっきりしか持っていないのです。最初から板チョコ狙いで行くしかないか……、なんてタカをくくっておりましたが、甘かった!!
【1000円以下の個性派チョコレートが見つからない】
人ごみをかき分けながらひたすらお値段を見るも、お手頃なもので1512円や1450円など、ビミョーに惜しい金額ぞろい。1000円はどうやらギリギリアウトの金額みたい。いや、1000円以内のチョコも見かけるんだけれど、テーマ “ かわいい 楽しい ちょっとヘン! ” をクリアできるかっていうと難しい!
しかも、まだ平日の15時だというのに、既に人気店には「終了しました」の文字が並びショーウィンドウがスッカスカ。急いで探さなくては!
【ついに出会った! 個性的でかわいい1000円チョコ 】
探すテーマを「かわいい」だけに絞ろうかな? と諦めかけていたら、スゴいのが目に入りました。フランスのパティシェ、セバスチャン・ブイエ氏が手がけた、口紅そっくりのチョコレート「ルージュアレーブル ノブレス」。
どこからどうみても、口紅にしか見えない! デザインはかわいいし、色ごとにレーヴ(夢)やピュール(純粋)、ボーテ(美)などと、名前と味が違っているのもステキです。
そしてお値段を見ると、税込972円! よっしゃー!! これいただきます!
【さっそく試食! 良い香りのオトナのショコラ】
全10色中、5色が完売しているという人気ぶり。残り5色の中から選んだのは、パティシェの名前と同じ名を持つ「ブイエ」。やわらかで繊細な甘みと、咲き誇るブーケのような香りを持ったショコラ。なめらか極まりない口溶けもあいまって、ひとくち食べるだけで、なんとなく “大人のいいオンナ” になったような気分になってきます。
食べてみて気がついたのですが、もしや口紅型のチョコって、本当は塗って楽しむ「夜のお菓子」だったりはしないか……? さすがフランス、恋愛の国! 記者はひとりで食べましたけれど……。チョコレートは楽しくて、夢がありますね!
週末はすごい人になりそうだけれど、チョコ好きのアナタはぜひ足を運んでみては?
伊勢丹「サロン・デュ・ショコラ」
会期:2015年1月21日(水)〜1月25日(日)10時〜20時
場所:新宿NSビル地下1階=イベントホール
参照元:サロン・デュ・ショコラ 公式サイト
執筆=はちやまみどり ©Pouch
▼会場で人気だったコーナー「200年前のボンボンショコラ製造機」。ピカピカにコーティングされたショコラが、ベルトコンベアでひとつずつ流れてくるよ。パティシェ自ら、出来立てホヤホヤのものを配ってくれました!
▼ヘーゼルナッツのガナッシュに、ちょっとビターなチョコ、二層になったカカオの濃厚な旨味がとろける〜!! コレいただくわ! とお値段を見ると最安で1560円。惜しい!
▼1913年のデザインを復刻したエレガントなショコラ。
▼一方、なんかすごい個性的なチョコも。値段がスゴい…!!
▼見ているだけでも楽しくなっちゃう。
▼「服が無いなら、マカロンを着ればいいじゃない」マカロンドレス
▼ショコラティエ(イケメン!)のトークショー。食い入るように見つめるお客さんたち。
▼まさに「祭典」にふさわしい華やかさと、ボリュームでした!
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