あまり考えたくはないけれど、死は誰にでも訪れるもの。後で慌てることがないように、できる準備はしておいてもいいのかも。
Facebookでは2015年2月から、利用者が亡くなった後にアカウントを管理することができる「追悼アカウント管理人」を指定できる機能をアメリカで提供開始。そして今回、日本、オーストラリア、ニュージーランドでも当機能を利用できるようになりました。
【追悼アカウント管理人にできること】
これまでも家族や友人からの申請により、亡くなった利用者のアカウントを追悼アカウントに変更することは可能でしたが、今回の新機能により、指定された追悼アカウント管理人は新たに次の操作をできるように。
1. 葬儀のお知らせや特別なメッセージ等をタイムラインの一番上に固定する
2. 友達リクエストへの対応
3. プロフィール写真とカバー写真の変更
利用者はさらに、追悼アカウント管理人がプロフィール情報、投稿、写真などのダウンロードをすることについて、許可するか否かの選択をすることができるのだとか。
また追悼アカウント管理人となっても利用者としてログインすることはできないので、亡くなった利用者のメッセージ履歴等を閲覧することは出来ません。
【指定方法は】
追悼アカウント管理人のリクエストは、設定のセキュリティページの一番下で「追悼アカウント管理人」を選択して行います。そこで管理人を指名すると指名された人へメッセージが届くという仕組み。
もちろん利用者は、追悼アカウント管理人を指定せずに、「家族や友人から追悼の通知がなされたあとはアカウントを完全に削除する」という選択を行うこともできます。
【ネットの声「ついに来たか」】
この機能の利用開始に伴いネットからも様々な声が寄せられているよう。
「ついに来たか」
「墓守代わりにアカウント守が子孫の務めに」
「問題は指定できる友達がいない」
「どうしたものか悩みますねえ」
「facebookの今後にもよる」
「これは指定しておかなくては」
SNSがここまで普及している社会では、自分の葬儀のお知らせもfacebook等のSNSを通して行う方が便利なのかもしれませんが、そんな状況を想像するのも少し抵抗があるような。
ただ、自分の死後に近親者が困らないためにも、また自分にとって不本意な状況を招かないためにも、このようなシステムの利用について考えてみてもいいかもしれません。
参照元=facebook公式サイト
執筆=南野バンビ (c)Pouch
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