今日発売の週刊漫画雑誌「モーニング」に掲載されている三浦よし木さんのデビュー作『僕の変な彼女』。モーニング新人賞THE GATE受賞作であり、人気漫画家の東村アキコさんも「プロの描く漫画も含めて、読み切りとしてはベスト10に入る傑作」と太鼓判を押すほど。
前評判のあまりの高さに発売日の本日、さっそく買って読んでみたんですが……えっ、4ページ目にして “股間のおばけ” なる謎のキャラが登場。え、えーと、東村さん、「読んでて何回も泣きました」ってホントですか。
……といぶかしがってたら、途中から私(記者)も涙が止まらない状態に!!!! 股間のおばけの話で号泣するなんて自分で自分がビックリだよ!
【股間のおばけとして現れた元カノ・ゆり】
主人公はごくごく普通のサラリーマン「大ちゃん」。元カノ「ゆり」の突然の訃報を知り、通夜らしきものに参列したところから物語は始まります。
部屋に帰りひとり悲しみに暮れていたところ、突如現れたのがふよふよ浮いている変な物体! 驚愕する彼に、自分はゆりで別れてからも大ちゃんのことが忘れられず、そのせいで成仏できなくて”股間のおばけ”になってしまったといいます。
【記憶は美化されるものだけど……】
正直、これには私、ドン引き。なんだよ股間のおばけって!! 同じく作中の大ちゃんもまたドン引き。そして彼は気づくのです。自分は記憶を美化していたことを……。なぜふたりは別れてしまったのか、なぜゆりは股間のおばけなんかになって出てきたのか……はぜひ作品をご覧ください。
【誰しもが経験する恋愛の苦しさ、のようなもの】
相手の理想である自分でいようと無理をしてしまったり、恋人の前で本当の自分をさらけ出せなかったり。そのことで心が苦しくなったり二人の関係がギクシャクしてしまったり。この作品を読むと、多くの人が心の奥にしまっている恋愛の苦しくてもどかしい気持ちが呼び起こされるはず。
東村アキコさんは「今までに見た事のないテーマがきっちりと描かれていてすごく共感できます」ともコメント。吉田豪さんもTwitterで「確かにすごかったです」と投稿しています。三浦よし木さん作『僕の変な彼女』は今日発売の「モーニング」24号に掲載。週刊漫画誌ですので購入はお早めにどうぞ。
参照元:モーニング公式サイト、Twitter(1)(2)(3)
執筆=鷺ノ宮やよい (c) Pouch
▼吉田豪さんによるツイート
『モーニング』最新号、東村アキコ先生が「私が過去に読んだ読み切りの中でもベスト10に入る傑作だと思います(もちろんプロも含めて)」と絶賛するMANGA OPEN受賞作『僕の変な彼女』(三浦よし木)が確かにすごかったです。 pic.twitter.com/fnpmuUMvyA
— 吉田光雄 (@WORLDJAPAN) May 12, 2015
▼「モーニング新人賞THE GATE」によるツイート
明日発売のモーニング24号に最後のMANGA OPENで東村賞と編集部賞をW受賞し大賞越えの110万円を手にした三浦よし木さん『僕の変な彼女』が掲載。東村アキコさんが「私が過去に読んだ読み切りの中でもベスト10に入る傑作だと思います(もちろんプロも含めて)」と絶賛する作品です!!
— 【毎月絶賛募集中‼️】モーニング・ちば賞&月例賞総合 (@mor_getsureisho) May 13, 2015
明日発売モーニング24号に掲載される三浦よし木さんの『僕の変な彼女』は個人的には2008年にさだやす圭賞を受賞した田島列島さんのデビュー作『ごあいさつ』以来の衝撃でした。1次選考で一読して「絶対雑誌に載せたい」と思った作品です。ぜひ沢山の方に読んで頂きたいです!(事務局長・篠原)
— 【毎月絶賛募集中‼️】モーニング・ちば賞&月例賞総合 (@mor_getsureisho) May 13, 2015
▼「モーニング」24号表紙はコチラ
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