数年前に流行った『絵本 地獄』。東村アキコさんの育児漫画『ママはテンパリスト』で紹介されたこともあり、しつけに役立つと大ブームに!

このたび、さまざまな地獄絵をおさめた『HELL 地獄-地獄をみる』なる本がパイ インターナショナルから発売されましたよ。

言うこと聞かない子どもに見せてやりたい……と思いきや、大人が見てもこええぇーーーっ!!

【全592ページ、フルカラーの圧倒的ボリューム】

「史上初! 地獄絵を圧巻の拡大図とボリュームでみせる凄い本」とのキャッチコピーにあるとおり、まず驚くべきはページ数。ぜんぶで592ページ、しかもフルカラー!

中身はというと、平安・鎌倉時代の絵師を皮切りに、千年以上、数多の絵師によって描き継がれてきた凄惨な、でもちょっとユーモラスでもある地獄絵が厳選して紹介されているんですって。

純粋に地獄絵に興味がある人はもちろんのこと、これだけ充実した内容だと絵を描く人にもおすすめですね。

【地獄絵マニアなら買う価値アリ!?】

パイ インターナショナルのウェブサイトでは本書の中身が一部見れますが、血まみれの餓鬼のような者たちに真っ赤な顔をした閻魔大王、祇園精舎の守護神とされる牛頭天皇など、これだけでも大迫力!

怖くて目をそらしちゃいそう……なのに、釘づけになっちゃう魅力があるんですよね、こういうのって。

お値段が税抜5900円とけっしてお安くはないのですが、地獄絵が好きな人、気になる人にとっては1冊あれば何度も見返して大満足できそうな『HELL 地獄-地獄をみる』。ここまで拡大図が豊富なのは他ではちょっと見当たらないかもしれません。

参照元:パイ インターナショナル
執筆=鷺ノ宮やよい (c)Pouch