先日、ツイッターをものすごい勢いで駆け巡った「地獄のピーヒャラ」なるワード。

“地獄”が連想させる恐怖感と“ピーヒャラ”というゆる~い響きのミスマッチさが何とも言えない趣を醸し出していますが……実はこれ、あるおもちゃの商品名なんです。

写真を見れば、子どもも大人も誰もがピーヒャラしたくなっちゃうに違いない……!

【たしかにこれはいろんな意味で地獄…!!】

ピーヒャラとは「ピーヒャラ笛」のこと。

口にくわえて吹くとピューッという音とともに巻かれた紙がピロピロと伸び、息を止めると巻き戻って引っ込む……という笛のおもちゃです。正式名称は「拭き戻し」というんだとか。

「あー、あれねー!」とピンと来た人も多いんじゃないでしょうか。


「地獄のピーヒャラ」はなんと最大19個の拭き戻しをジョイントできるという究極のピーヒャラ。360度あらゆる方向にピロピロと紙が伸びる様子は、なかなかクレイジーな光景です。


商品画像では小さな女の子が吹いていますが、実際にはそうとうな肺活量が必要なよう。

「吹いたあとには、アタマがクラクラして地獄を見る!?」
「空気漏れが無くて、吹いても吹き戻しの頭紙(巻紙)が伸びないときは、頭の数を減らして試してみてください」

なんて説明も書かれており、いろんな意味で地獄……というか鬼畜な商品といえるかも!?

【マニアックなピーヒャラがまだまだあるよ!】

この「地獄のピーヒャラ」ですが、兵庫県の淡路島にある「吹き戻しの里」のネットショップで販売されているアイテム。

世界で唯一の吹き戻し体験施設というだけあって、他の商品もピーヒャラにこだわり抜いたものばかりなんです……。

吹くと一瞬にしてヒゲがピャーッと伸びる「ヒゲめがね」は瞬間芸にぴったり。

「じゃんけんピーヒャラ」は吹く強さによってグー、チョキ、パーと出し分けられるそう。

「でんでんピーヒャラ」はでんでん太鼓とピーヒャラをドッキングさせたおもちゃですが、「吹き戻しを拭きながら、太鼓をクルクル回してみてください」という要求は難易度が高すぎるっ!

おいでやす小田なら「できるかーーーっ!!!!」とキレてそうなレベルです。

【だんだんピーヒャラしたくなってくるやん…?】

「地獄のピーヒャラ」は税込1320円。赤、青、黄ともに在庫はあるので、欲しい方は「吹き戻しの里」ネットショップでご覧になってみてください。

私ものぞいてみましたが、とにかく多種多様なピーヒャラがあってすごい! 世の中にはこんなにもいろんなピーヒャラが存在するんだなぁなんて圧倒されちゃいました。

これを機に、もしかしてもしかすると大人の間にもピーヒャラブームが来たりして……!?

参照元:吹き戻しの里 ネットショップ
執筆:鷺ノ宮やよい (c)Pouch