大人になってから友達と「給食の牛乳は紙パックだったか、瓶だったか」という話題で盛り上がったことはありませんか?
横浜出身の記者(私)は、全員紙パックなのだと思い込んでいましたが、「私、瓶だったよ」という人が意外に多く、驚いたことがあります。
というわけで本日ご紹介するのは、全国調査で明らかになった給食の牛乳容器の実態。日本全国的には、一体どちらが主流派なのでしょうか?
【主流派は紙パック】
びんリユース推進全国協議会がまとめた報告によると、学校給食全体の内、牛乳の容器として紙パックを使用している学校は74.3%、瓶を使用している学校は25.6%であることが分かりました。
つまり、約4分の3の学校が紙パックを使用しているということで、主流派はやっぱり紙パックのようです。
【都道府県によってバラツキがある】
ただし、その比率は各都道府県によってバラツキがみられるようです。例えば、東京ではその比率はほぼ半々であるのに対し、東京の近隣県である神奈川や埼玉では、ほとんどが紙パックを使用。全体的には、紙パックが主流である県が多いものの、大阪、長野、香川、岡山、山口では4分の3以上が瓶を使用しています。
【容器の選択は納入業者次第】
どうしてこのような違いがあるのでしょうか? 実は牛乳の容器に関しては、入札時に特に決めていない場合があり、どちらの容器を使用するかは牛乳を納入する業者次第であることが多いとのこと。特に統一されたポリシー的なものはないのですね。
容器回収率が非常に高い「学校給食」で瓶を使えば、瓶の再利用率は高くなり、必然的にエコに繋がるという利点がある一方、瓶は重くて割れる可能性もあるので危険との見方もあり、どちらが優れているのか、簡単に結論を出すことはできないようです。
個人的には「紙パックよりも、瓶の方が牛乳を冷たく美味しく感じられそうな気がする」という単純な理由だけで「瓶だったら良かったのになぁ」と思うのですが、みなさんはどちらが好みですか?
参照元=びんリユース推進全国協議会公式サイト
執筆=南野バンビ(c)Pouch
▼全国でバラつきがあるようです(画像= ©びんリユース推進全国協議会)
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