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以前Pouchでご紹介した「アメリカンキッズ達に、世界の朝食を試してもらったらどんな反応をするか?」という動画。その続編としてアメリカンキッズが世界の給食を食べてみた」という動画がYouTubeで公開されていました。

ところが、その動画のコメント欄にてまたしても議論紛糾。こんなメニューは食べない、あれはそんなにまずくない……などなど。でも、言いたくなる気持ちもわかります。なぜなら今回は、ほかならぬ日本の給食が登場するから!!

さあ、あなたの目から見て、日本の給食の再現度やアメリカの子どもたちの反応はどうでしょう?

【世界七カ国の給食メニューが登場します】

今回の動画も、さまざまな国のメニューが登場しました。インドの給食はサンバル(カレースープ)をメインとして米、チャース(塩味のラッシー)など。フランスからはラタトゥイユとブリー(白カビ)チーズ、スウェーデンからはジャムがのったスウェーデン風パンケーキとキャロットサラダ。メニューだけを見ると、とっても美味しそうですよね?

【しかし子どもたちの反応は……】

ところが今回もアメリカンキッズはやってくれました。指でつついて顔をしかめるなんて当たり前、「この気持ち悪いものは何?」「グロくて食べる気しない」「僕これ嫌いなんだけど」と食べる前から拒否反応、ついには口に入れたものを吐き出してしまう子も。いや〜、なんとも大変なお行儀なんでございます。

演技なのか、偏食っ子ばかりを集めたのか、それとも用意された給食の調理がよっぽどマズいのか? アメリカンジョークにしても笑えない反応の連続で、眉が若干ピクピクしちゃうのも致し方なし。

逆に反応が良かったのは、キューバとアフガニスタン。キューバは南米の食事なので、アメリカの子どもたちにも馴染みがある味だったのかもしれません。アフガニスタンに至っては、某バランス栄養食を彷彿とさせる四角い固形食。どうやらかなり味がよろしいらしく「これなら毎日でも食べられる」なんて言っちゃう子もいました。

【日本の給食メニューはカレーうどんと???】

ではでは〜、日本の給食はと言いますと! 出てきた瞬間、おそらく皆様も「えっ」と首を傾げることでしょう。カレーうどんと、マヨネーズで和えた「ごぼうサラダ」はいいとして。その韓国語表記のパックジュースと、団子みたいな塊は一体なんなの。

どうやらパックジュースはイチゴ牛乳のよう。黒い塊は、動画の解説を見るとポテトコロッケだそうですが、そうなると「カレーうどん、ごぼうサラダ、コロッケ」→「炭水化物、炭水化物、炭水化物」という、およそ考えられない栄養バランスになってしまいます。少なくとも日本の給食に、緑黄色野菜が一品も入っていないメニューは出てこないのでは……。

肝心の子どもたちの反応はというと、味そのものよりも「箸をどう使うか」で大盛り上がり。そのお箸も、どうみてもチャイニーズレストランにあるようなシロモノなのですが、どうにかお箸を使って麺を口に運び「イエス!!」と言っている子どもたちの姿を見ると、うん、楽しそうで何より。

【視聴した皆さんの反応】

「知らない文化の食事に触れるとこういう反応になるよね」
「日本に出てきたストロベリーミルクのパック表記がどう見ても韓国語」
「さすが冷凍食品とピザしか食べてない国の子どもたちだ」
「こんなの絶対にスウェーデンの給食じゃないから!」
「僕の愛する母国の味をさんざんコケにしてくれてどうもありがとう」
「アフガニスタンの給食が固形の戦闘食ってどういうこと」

などなど、批判的な反応が多めという結果に。日本の給食パートで感じたような違和感を、他国の皆さんも感じていらっしゃるのかも。確かに、あんなに再現率の低いメニューでアメリカンキッズにメシマズ認定されちゃったら、ちょっと納得できません。動画作成チームには、まず料理の再現を頑張っていただきたい……。

とはいえ、やはり食事にはその国独自の文化が色濃く反映されるのだということを実感する動画でもありました。いろいろなものを食べる=体験するっていうのは、きっととても大切なこと。そんな「異文化体験」をした子どものリアルな反応をぜひ、動画でチェックしてみてください!

参照元: YouTube
執筆=森本マリ (c)Pouch

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