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[公開直前☆最新シネマ批評]
映画ライター斎藤香が皆さんよりもひと足先に拝見した最新映画のなかからおススメ作品をひとつ厳選してご紹介します。

今回ピックアップするのは、ストリッパー男子が踊りまくる映画『マジック・マイクXXL』(2015年10月17日公開)です。

この映画は前作『マジック・マイク』の続編で、主人公マイク(チャニング・テイタム)のその後を描いています。また肉体美と爆発的なパフォーマンスを魅せてくれるのでしょうか? 今回は友情+熱狂ダンスがたまらない作品になっています。

【物語】

マイク(チャニング・テイタム)は、念願だったインテリア家具の会社を興したけれど、ダンスへの情熱を捨てられずにいました。そんなとき、かつての仲間(マット・ボマーなど)もストリッパーを引退することに。

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彼らは引退する前にコンクールで華々しく踊ってから去ろうと考えており、そのコンクールにマイクも誘います。マイクはもう一度ステージに上がろうと仲間とともにサウスカロライナを目指して旅立つことに……。

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【ドラマ性よりパフォーマンスを重視した続編】

前作はチャニング・テイタムの自伝的要素を盛り込んでいたため、ドラマ性が高く、ひとりの青年の成長が色濃く出ていました。ストリッパーたちの人生、光と影。夜の世界の裏側も垣間見られる内容になっていましたが、今回はもっとライトな作り。前作『マジック・マイク』のパフォーマンス部分をより強化したような感じです。

なぜなら、今回はコンクールへ向かう道中に知り合ったセレブなマダムの家でも、セクシーなダンスを炸裂させていますからね。今回のマイクたちはどこでも踊りだしそう! 前作を見て「もっとダンスパフォーマンス見たい」と思っていた人は、大満足ですよ。

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ハイライトのステージなんて、会場の女性観客が熱狂し、失神しそうな騒ぎ! 映画を見ているのではなく、ライブを見ているような臨場感あふれる演出が際立っています。彼らのダンスは本当にキレッキレで、引き締まったボディ、色っぽい腰つきは最強!

日頃はスリム系男子が好きな方も、「やっぱり男は厚い胸板と引き締まったボディと腰つきね!」と、つい思ってしまうかも?

【マイクにとってダンスは情熱!】

『マジック・マイクXXL』について、チャニング・テイタムはこう語っています。

「前作でマイクはストリッパーの人生を拒絶していた。ストリップを続けていると “それ以外に自分にできることがあっても見逃してしまうのではないか……” と不安だったんだ。でも離れてみると、ストリッパーだったときのパワーや素晴らしい仲間を思い出してしまう。今回の映画でマイクは、ダンスから離れて懸命に働いてきたけど物足りない。今の自分にはあの頃のパワーがちょっと必要だと気付くんだ。人生に勢いをつけるために、クレイジーな生活を再び求めるようになるんだよ」

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人生で壁にぶち当たったとき、迷っているとき、それを打破するために、自分に少しはずみをつけたいと思うことは誰にでもあります。マイクが熱いものを感じたいと思ったとき、彼を熱くさせるものはストリッパーとしてのパフォーマンスだったのです。

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【マコノヒーのいない穴を埋めるマット・ボマー】

『マジック・マイクXXL』でチャニング級のイケメンとして注目してほしいのはケン役のマット・ボマー。テレビドラマで成功をおさめた彼は、スクリーンでもセクシーな魅力を炸裂させています。

精悍な二枚目でかつキレのいいダンスを披露。女性たちはヒザから崩れ落ちそうになりますから~。

前作で素晴らしい演技を披露したマシュー・マコノヒーが出ないと知ったときは正直ガッカリしたのですが、マットはしっかりとその穴を埋めています。マシューほどのカリスマ性はありませんが、きらめくマッチョな新星とでもいうのでしょうか。少々チャニング・テイタムが食われ気味では……と思ってしまうほどです。

『マジック・マイクXXL』は、ストリッパー同士の友情と強烈パフォーマンスで魅了するエキサイティングなショームービー。ぜひ女子同士で見て「キャ~!」と熱狂してください。

執筆=斎藤 香(C)Pouch

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『マジック・マイク XXL』
2015年10月17日より、丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
監督:グレゴリー・ジェイコブズ
出演:チャニング・テイタム、マット・ボマー、ジョー・マンガニエロ、ケヴィン・ナッシュ、アダム・ロドリゲス、アンバー・ハード
(C)2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT,LLC

▼映画『マジック・マイクXXL』予告編