家の近くにお墓があればいつでも簡単にお参りすることができますが、そうでない場合は結構大変。
「命日やお彼岸が来るたびに気持ちはソワソワするし、だからといって高い旅費を払うのも大変だし……」なんていう悩みを抱えている人も多いのでは?
そんな人にぜひご紹介したいのが「月面供養」というサービス。その名の通り「月面」にお墓をつくれちゃうんですって!!
【12月7日からサービス提供開始】
米国サンフランシスコに本社を持つエリジウムスペース社が、12月7日から提供を始めた「月面供養」サービスは「民間ロケット打ち上げ会社が打ち上げる月着陸船で、遺灰を入れたカプセルを月面に送る」というもの。
遺灰を入れた着陸船は、そのまま墓標として月面に留まり続けます。
【ウェブサイトで申し込み】
申し込みは、エリジウムスペース社のwebサイトから。サイトの購入ページは一般的なオンラインショッピングと同様の体裁となっているので分かりやすい反面、「これで月面供養を申し込めるなんて」と不思議な感じが沸き上がってきます。
申し込み後、郵送で届くカプセルに遺灰を入れて、エリジウムスペース社に返送をすれば、月面へ飛ぶ準備は完了。
ちなみに、運べる遺灰の量は直径2mmのマイクロチューブ1本分だそう。
【充実のサービス内容】
サービスの気になるお値段は120万円。遺灰の打ち上げ、カプセルへのイニシャル刻印、カプセル搭載モジュールへのイニシャル刻印に加え、宇宙葬の完了を示す証明書が含まれるほか、打ち上げビューイングイベントにも招待され、プロによる打ち上げイベントのビデオが作成されます。
そして、もし打ち上げに失敗した場合には無償で再スケジュールしてくれるというサービス保証も付いているようですよ。
【最初の打ち上げは2017年後半予定】
最初の打ち上げは2017年後半にスケジューリングされており、月面の北東に着陸する予定だそう。
また12月8日から10日までの期間、東京ビッグサイトで開催される「エンディング産業展2015」にブースが出展されているので、詳しい情報を知りたい人は訪れてみるのもいいかもしれません。
世界中どこにいても、月を見上げるだけで故人を偲ぶことができる「月面供養」。宇宙好きな皆さま、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
参照元=PRTIMES、エリジウムスペース社公式サイト、YouTube
執筆=南野バンビ(c)Pouch
▼壮大なロマンの始まり……
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