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1月29日(金)夜、米ジョージア州動物病院「グラネット・ヒルズ・アニマル・ケア(Granite Hills Animal Care)」を経営する獣医師、アンディ・マティス(Andy Mathis)さんのもとへかかってきた、1本の電話。その内容は次のようなものでした。

「道で衰弱していた犬を保護したのだけれど、私たちはこの子を飼うことはできない。でも放っておくこともできない。どうしたらいいの?」

金曜日は、アニマルシェルターの定休日。それに連れていったとしても、十分な治療を受けることはできない。そういった経緯もあって、保護されていたワンコを引き受けることとなったマティスさん。

【瀕死の状態でしたが……】

彼の目の前に現れたメスのワンコは、あばらが浮き出るほどやせ細っており、低体温。貧血も起こしており、さらには膣が本来の位置から下垂して脱出してくる疾患「膣脱」までをも患っておりました。

【メキメキ回復しています】

その様子を見て、始めは安楽死という選択も考えたマティスさんでしたが、「可能性があるのなら助けてほしい」といった声が多数フェイスブックに寄せられ、手を尽くし治療することに。

SNSによって “グレイシー・クレア(Graycie Claire)” と名付けられたワンコは、日を追うごとに回復を見せています。

【食事をとろうとしないワンコに獣医師がとった行動が話題に】

しかし過去のトラウマなのでしょうか、人間を信用しようとせず、食事にも手をつけようとしないクレアの姿を目の当たりにしたマティスさんは、ある日自らケージの中へ入って一緒に食事をとろうと試みました。

【やった! 食べてくれた!】

同病院フェイスブック にそのときの様子をとらえた映像が投稿されているのですが、壁にぴたっと寄り添って警戒を続けてはいるものの、マティスさんが餌を口元へ持っていってやった瞬間、それを食べるシーンも。

そうして「大丈夫だよ」ということを身をもって示し続けた結果、最終的に、クレアは自分からお皿の餌を食べるようになったのです!

【どうか幸せになってね】

現在、同動画の再生回数は733万回を超え、クレアを引き取りたいという声も多数寄せられています。「きっと彼女は人を信用するようになる。近いうちに家族を持てるだろう」と、マティスさん。

体も心も回復して、新しい家族にめいっぱい愛されることを、心から願わずにはいられません。

参照元:Facebook / Granite Hills Animal Care 12
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼素敵な獣医師さんと出会えたね

▼命が助かってよかった