クリス・イスナー(Chris Isner)さんは、幻視芸術のアーティスト。幻視芸術とは、幻視で見たこと、あるいはそれを基とした芸術のことです。

木に人間の顔のようなモチーフを彫り続けているイスナーさん。その顔はどこか不気味で、まるで木の中に閉じ込められてしまっているかのよう……。

よく見りゃ額に “第3の目” があったり、目がいくつもあったりと、作品全体からスピリチュアルなムードが漂ってくるようです。公式サイト「IsnerVision」によれば、モチーフはすべて心に浮かび上がった “ビジョン” で、それに従って作品を完成させているんですって。

【アマゾンでの体験が発想の源】

海外サイト「Bored Panda」によると、イスナーさんの制作の源はアヤワスカという植物によって得た体験、とのこと。アヤワスカは儀式にも取り入れられている植物で、摂取すると強力な幻覚作用を伴うそうです。

公式サイトによると、イスナーさんがアヤワスカに初めて出会ったのは、アマゾンのジャングル。数年前、この地の原住民に治療を施してもらった際に夜な夜な投与されたのだそう。そのときに、崇高なものからひたすら恐ろしいものまで、苦しみながらもたくさんの “ビジョン” が頭に浮かび上がってきたのだそうです。

【すごい、でもめっちゃ怖い】

作品のインスピレーションを得た経緯を聞いてから作品を観ると、ちょっぴり異質な存在感にも妙に納得してしまいます。人間の心の深~い部分に触れてしまったかのような気分になるし、闇に引きずり込まれて悪夢を見てしまいそうだから、わたし個人としてはあまりお部屋に飾りたくないけれど……。

とはいえ、作品のクオリティーの高さにはやはり、唸らざるを得ませんっ。作品の数々は公式サイトで購入することもできるので、ぜひチェックしてみてください。売り切れているものも結構あるので、好きな人の心にはがっつりとハマるようです、ハイ。

参照元:IsnerVisionboredpanda
執筆=田端あんじ(c)Pouch

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