「音楽を味わう」なんて言い方をしますが、それはじっくりと楽しむという意味であって、実際に食べたり飲んだりするわけではありません。でも、本当の意味で音楽を味わう方法があるようなんです!
それは、2017年度グッドデザイン賞を受賞した「SQUEEZE MUSIC(スクイーズ・ミュージック)」。新しい音楽の楽しみ方を提案する、音楽を味覚化する装置なんだって!
【音楽を味覚で味わえるとかスゴすぎ!】
ジュークボックスみたいな形をした「SQUEEZE MUSIC」は、音楽を味覚で味わえる画期的な装置。まず、音楽を再生すると、その曲のムードのリアルタイム分析が始まります。
そして、HAPPYならSWEET(甘さ)、EXCITINGならSOUR(酸味)、ROMANTICならASTRINGENT(渋み)、SENTIMENTALならSALTY(塩気)、SADならBITTER(苦味)など曲の展開に合わせてさまざまな味のドリンクをミックスしていき、曲が終わるころには……その曲のムードを詰め込んだオリジナルのミックスジュースが完成!
【失恋ソングはしょっぱい味に……】
例えば、明るくて元気な曲なら爽やかで酸味のきいた味、バラードや失恋ソングなら涙のようなしょっぱい味になるそうです。
なお、「SQUEEZE MUSIC」は、2015年に開催されたイベント「Music Hack Day」でグランプリに輝いたとのこと。その後、プロダクト化されて東京と福岡の2カ所に設置。今回、2017年度グッドデザイン賞を受賞するに至ったのだとか。
なるほどー、視聴覚ではなく味覚で楽しむ音楽もまたイイね! 失恋したときに失恋ソングを聞いてしょっぱい味のミックスジュースを飲んだら……ちょっと元気になれるかな?
参照元:プレスリリース
執筆=夢野うさぎ (c)Pouch
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