地方出身で上京してきた人なら誰しも、「東京に出てきて驚いたエピソード」の1つや2つは、持っているのではないでしょうか。

アンケートサイト「みんなの声」にあった質問「東京に行って驚いた!“地方出身者” あるある」をチェックしてみたところ、総合ランキングでぶっちぎりの1位を獲得していたのは「人が多い!」(2766人)。全体の36%を占めておりまして、次点は「電車が複雑!」(1772人)でした。

【「家が小さい!」→わかる】

総合ランキングの3位以下にある項目もなかなか興味深く、3位は「(電車の)ひと駅区間が短い!」(691人)、4位は「ビル・建物が多い!」(688人)、5位は「歩くのが速い!」(657人)とどれも納得。

個人的には「家が小さい!」(237人)にジワジワきてしまいました。まさにこれこそ、土地が広い“地方出身者” の声って感じ!

【人が多いだけじゃなく、みんな早足!】

福島県出身のわたしが東京へ出てきたのは18歳のとき。受験のために訪れたときなんて、行きたい方向に行くことすら大変だったことを覚えています。

だって人が多いだけでなく全員が早足だから、しっかり意思を持って歩かないと、あっという間に人並みに飲まれてしまうんですもの。特にラッシュ時の駅構内や渋谷のスクランブル交差点などでは、行きたい方向とは全く違うところへたどり着いてしまったこともあったっけ。

【電車の乗り換えも駅構内も複雑すぎる】

加えて「電車が複雑!」にも超納得。そもそも地元では電車に乗る機会もあまりなかったし、現在のように便利な乗り換えアプリもなかったから、そりゃあもう苦労したものです。

電車の乗り換えだけでなく、東京駅や新宿駅などは駅構内も複雑すぎて、巨大迷路に入り込んだ気分になって呆然とした記憶……。

【地域によって特色も】

ちなみにもう1つ興味深かったのは、地域別ランキングです。

全国ほとんどの地域の人が「人が多い!」を1位に選んでいた一方、青森県や京都府、島根県など8府県では「電車が複雑!」が1位。広島県は「歩くのが速い!」、香川県は「ビル・建物が多い!」が1位になっていて、いずれも1位とは僅差ではありますが、その結果に地域ごとの特色がうっすらと見えるようでした。

【東京は時間の流れも速い、気がする】

最後に、選択肢にないもので「東京に出てきて驚いたエピソード」を挙げるとするならば、「時間の流れが速い」という点。

速すぎて、そのスピードに追い付けなくて、始めの頃はしんどかったなぁ……。今はもうすっかり慣れてしまったけれど、同時に「あの感覚を忘れたくない」とも思う、今日この頃です。

参照元:みんなの声「東京に行って驚いた!“地方出身者” あるある」
画像:Pouch編集部
執筆=田端あんじ (c)Pouch