毎月1のつく日(1日、11日、21日だけ)は「ステキなぼっちの日」。Pouchでは担当ライターが体を張ってぼっちの限界に挑み、ぼっちの可能性を広げるべく、世の中のさまざまな場所でぼっちでも楽しく過ごせるかを誠心誠意、検証しています。

今回実行したのは「ひとりディズニー」です。

前々から気になっていたものの、アウェイ感がありそう、寂しいヤツと思われそう……など周りの目が気になって挑戦できませんでした。

しかし、どーーーしてもディズニーに行きたくなったある日、誰とも予定が合わない……! これは勇気を出してひとりで行くしかない!

【寂しさを紛らわすために本を持参したけど…】

ディズニーに向かう途中、いつもならワクワク感でいっぱいなのに、ぼっちのせいか緊張でドキドキしてきました。念のため、待ち時間で困らないように、そして寂しさを紛らわすために本を持参しました。

そしてついに、入場ゲートをくぐると……あらま、いつものワクワクした楽しい気持ちが湧き上がってくるではありませんか!

目の前に広がる夢の国と、香ばしいポップコーンの香りと、楽しそうな声を聞いてるだけで、寂しい気持ちはどこへやら。結局、持ってきた本を開く暇もありません。これがディズニーの魔法かも?

【ひとりアトラクション、緊張するのは最初だけかも】

ひとりアトラクションの緊張ポイントといえば「並ぶ時間」と「相席問題」。いざ挑戦してみると、意外な発見がありました。

まずは並び時間。周りはカップルばかりで、最初はちょっぴり寂しさを感じていました。しかしアトラクション館内をよく見ていると、今まで気づかなかったオブジェや建築の細かさに驚いたり、次は何に乗ろう、どこでご飯にしようとマイペースに計画を立てていると、意外とあっという間なのです。

そして待ちに待ったアトラクションへ乗る時間に。なんとなく予想していたけれど、私は左右をカップルに挟まれることに……。

「絶対寂しいヤツって思われてる!」とドキドキしながら着席。隣をチラッと見てみると、みんなこれから始まるアトラクションに夢中なご様子。

ひとりだからと変に身構えていたことに気づき、「よしっ楽しむぞ〜いっ」と吹っ切れてアトラクションを満喫することができました。

【ひとりでショーを見ていたら…】

アトラクションを楽しんだり、シェリーメイちゃんとハグして記念撮影したりと、意外とひとりディズニー悪くないかも♪ と慣れてきたとき、夜のエンターテイメント「ファンタズミック!」の音楽が聞こえてきました。

正直なところ、本当はファンタズミックを見る予定はなく、アトラクションを乗り終えたら、ちょうどショーが始まる時間だったから足を止めた、くらいの気持ちだったんです。

吸い寄せられるようにショーを見に行ってみると、気づけば瞳のウルウルが止まりません。誰とも話さず、ひとりでディズニーのショーをじっくり見られたからこそ、社会人になって忘れ、諦めていた「夢を信じることの大切さ」を思い出したのです。

【ディスニーは「ひとり」を受け入れてくれる場所】

友達と来ていたら、今まで通り「よかったね〜」「楽しかったね〜」で終わっていたかもしれません。だけど、今回はひとりで来たからこそ、様々なことに気づくことができたように思います。

そして、ひとりディズニーが楽しく感じられたのは、ディズニーが誰でも無条件で受け入れ、言葉にしなくても、あなたが大好きですよとエールを送ってくれていて、夢を信じることの大切さを思い出させてくれる。そんな雰囲気がキャストやショーなど、パーク全体に広がっているからこそ、ひとりで来ていても心地よいのだと気づきました。

最近お疲れ気味のあなた、「夢? 何それ美味しいの?」なんて思っているみなさま、ひとりディズニーオススメです。夢って素晴らしい、と思い出すきっかけになるはずですよ。

執筆:入江ゆうり
Photo:(c)Pouch