英語とひと口に言っても、国や地域によって微妙に違います。

その場所ごとに発音や表現方法が違うので、比べてみると面白い発見があったりします。そのわかりやすい例が、アメリカ英語イギリス英語

このふたつの「英語」の違いがよくわかる動画があります。それはハリー杉山さんとSHELLY(シェリー)さんによるYouTube動画で、公開から約4年が経過しているにもかかわらず、未だにコメントが付くほど大人気なんです。

【アメリカは短め&ストレート表現が多いけど…】

おふたりが出演している動画は、2015年8月14日にJ-WAVEで放送されたラジオ番組『HELLO WORLD』のYouTube放送。2本にわけて公開されています。

アメリカ英語のシェリーさんイギリス英語のハリーさんが双方の違いに迫る企画で、聞いているだけで、「へぇ~~~!」と感心することがどっさりです。

たとえばアメリカ英語は、基本的に文が短くて、表現もストレート

いっぽうのイギリス英語は、丁寧な言い方が多く文が長め。ストレートなアメリカ英語とは対照的に、ひねりをくわえた表現が多いようなんです。

たとえば服屋さんでいう「試着できますか?」は、
アメリカ:Can I try this on?
イギリス: Can I possibly give it a go?

イギリス英語、長いね!

【発音の違いもおもしろい!】

発音の違いも顕著で、

・アメリカ英語はアイキャァント(I can’t)、ウォーラー(Water)、カフィー(Coffee)
・イギリスはアイカント(I can’t)、ウォーター(Water)、コフィー(Coffee)

と発音するのだそう。アメリカは t の音をラリルレロにしちゃうというのがわかりやすく違いますね。

シェリーさんいわく、日本語の「あいうえお」発音に近いイギリス英語のほうが、日本人が発音しやすいのではないかということでした。

発音の違いといえば、おもしろかったのが、アメリカ英語とイギリス英語でブランド名の発音が異なる点です。

・アメリカはアディーダス、イギリスはアディダス(adidas)
・アメリカはエィシックス、イギリスはアシックス(asics)
・アメリカはナイキ、イギリスはナイク(Nike)

といった感じで、ハリーさんとシェリーさんもその違いにビックリ! 同じブランド名でも、響きが違うだけで全くの別物に思えてきますよねぇ。

【文化の違いも聞けるよ~】

そのほかにも、「イギリスでは女の子のことを “バード(bird、鳥)” と言う、彼女のことは “マイバード” 」「アメリカ人はトイレにまつわる直接的な表現を好まないけど、イギリスはわりとダイレクト」など、興味深い話の連続。

文化の違いについてのお話もかなりの濃さで出てくるので、海外の文化に興味がある方なら必ずや、楽しめると思います。

参照元:YouTube[1][2]
執筆:田端あんじ (c)Pouch

▼ふたりのくだけたやりとりも最高です!