現在、東京都渋谷公園通りギャラリーで開催している「Museum of Mom’s Art ニッポン国おかんアート村」。
えっと、なになに、おかんアート村……?
そう、こちらは「母(=おかん)」たちのつくる手芸作品、通称「おかんアート」1000点以上を紹介するという世にもユニークな展覧会なんです!
【身近なものをアート作品にしちゃうおかんたちに脱帽!】
日常のありふれたものから、おかんたちの直感と創造力によって生み出された「おかんアート」。
それぞれ素材やスタイルの工夫や違いはあるものの、どこか共通点も多いのが特徴だといいます。
たとえば、「PPバンド犬」は、梱包用のバンドを使って作られた犬のぬいぐるみ。なんと世の中には「PPバンド手芸」なるホビーがあるんですね……!
香坂司登美さん・奥眞知子さんによる「軍手人形」はその名のとおり、軍手をベースに顔を作り、服を着せて人形に見立てた1作。軍手のフォルムを活かして作られているのが見事です。
ほかにも、作品は毛糸、軍手、折り紙、ひも、ビーズといった身近なもので作られたものばかり。
どれも「アレを使ったらあんなん作れるやん!」というおかんのひらめきが詰まっていて微笑ましい!
アートでありながらもおかんらしい温かみが詰まった作品の数々に、見ていてほのぼのさせられます。
【雑誌のなかにいるかのような会場構成にも注目!】
会場内はおかんアーティストの写真やエピソードが壁面に点在しており、大きな雑誌のなかにいるかのような構成になっているそう。
好きなページからめくるように、気になるところから数々の作品を自由に鑑賞できます。
また、本展のキュレーターである作家・編集者・写真家である都築響一さんによる「おかん宇宙のはぐれ星」の特別展示も開催。
ここでは、おかんアートの感覚を持ちながらも独自の表現を展開する作家3名の作品が紹介されています。
【入場料は無料ですっ!】
「Museum of Mom’s Art ニッポン国おかんアート村」は、2022年4月10日までの開催。
ほかにも都築響一さんによるギャラリートークや、オンラインイベントのキュレーターズトークなども行われます。詳しい情報は参照元からご確認ください!
さまざまな角度から「おかんアート」の魅力に触れることができる展覧会。入場料無料ですので、渋谷にお出かけの際は皆さんも立ち寄ってみては?
参照元:プレスリリース、「東京都渋谷公園通りギャラリー」公式サイト
執筆:鷺ノ宮やよい (c)Pouch
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