伊坂幸太郎の小説『マリアビートル』が、『ブレット・トレイン』としてブラッド・ピット主演でハリウッド映画化! その予告編が先日公開されました。

本作の舞台は「日本」。ということで解禁された映像には、疾走感あふれる展開やパワフルなアクションシーンに加え、富士山や東京タワーといった日本ならではのビジュアルも映し出されています。

……でも、ちょーっと待って! 中には “トンデモ日本” を感じる場面も混じってない……?

【映画『ブレット・トレイン』、どんなお話?】

作品のあらすじは次のとおり。

あるブリーフケースを盗むよう、謎の女性から電話越しに指令を受けた殺し屋(ブラッド・ピット)。彼はコインロッカーに用意されていた銃をあえて受け取らずに超高速鉄道に乗り込んだものの、そこに乗り合わせていた面々から命を狙われるはめに……。

なぜ彼は命を狙われるのか? 逃げ場のない車内でどう立ち向かうのか? 予告編だけでもワクワクが止まらず、本編への期待が高まります!

【ハリウッド映画あるあるな “トンデモ日本” 描写も…?】

しかし、予告編を観てみると、日本人としては気になるところも……。

超高速鉄道とはいわゆる新幹線の類のようですが、そのホームが山手線と変わらない作りだったり、大阪の道頓堀脇スレスレを疾走していたり

途中でチラリと登場するヤクザも、紋付袴の親分と日本刀を手にした子分たちが桜吹雪の下でにらみをきかせていたり。ここまで古典的なヤクザって今もいるの!?

……なんて思わずツッコみたい場面がいろいろ! YouTubeのコメント欄には

「いろんな映画に出てくるトンデモ東京『トーキョー』。また新たな作品が加わった。」
「これ、これ、これですよ。どんどん使っちゃって、新しい日本の世界。面白おかしく、今の日本らしさをちりばめながら、どんどん映画内に取り入れて。」
「原作の雰囲気と全然違うけど楽しみ」

といった声が寄せられています。現実ではない日本の描写も「これはこれで面白くてあり!」と受け入れている人が多いようです。

【真田広之、福原かれんも出演!】

もうひとつ予告編で注目したいのが日本人キャスト

ワゴンサービスをおこなう車内乗務員らしき役に福原かれんさん、殺し屋に謎めいた言葉をかける男性として真田広之さんの姿が見られます。

2人がどのように作品に関わるのか……これまた気になるところです!

【今年の公開が楽しみ!】

『ブレット・トレイン』は2022年公開予定。まずは皆さんも予告編をご覧になって、本編への期待をバッチリ高めておいてくださいね!


なお、現在、文芸ウェブマガジン「カドブン」にて原作『マリアビートル』の試し読みを実施中。200ページという大ボリュームで読めますので、気になる方は映画に先駆けてチェックしておくのもおすすめです!

参照元:YouTube『ブレット・トレイン』オフィシャルサイトカドブンプレスリリース
執筆:鷺ノ宮やよい (c)Pouch

▼映画『ブレット・トレイン』予告動画