BTSを好きになって早5年。彼らが入り口となって、K-POPを聴くようになり、韓国ドラマや韓国映画にハマり、韓国料理をひんぱんに食べるようになりました。
そんな私は約2年前の2021年5月、韓国語学習に着手。『1時間でハングルが読めるようになる本』のおかげで、ハングルが読めるようになったんです!
これを機に本格的に勉強を始めた……と言いたいところですが、ハングルが読めたことに満足しておざなりに(笑)。
そろそろ韓国語を学びたいし、最近あやふやになり始めているハングルの読み方も復習したい。そんなとき、ちょうどいいテキストに出会ってしまいました。
【どんな本?】
学習したテキストは、4日間でハングルが読めて、3日間で使えるフレーズが身につくという『7日でわかる!はじめようハングル』(NHK出版 税込み990円)。
本書の前半では、ハングルの特徴や文字について学習。後半では、丸ごと覚えてすぐに使えるフレーズや、ハングルの文章の作り方を学習します。
ちなみにハングルとは、日本でいう「あいうえお」のようなもので、ひらがな・カタカナなどと同じく音を表す文字です。
NHKラジオ講座で5か国語をマスターした友人がいるので、私の中では「語学学習といえばNHK」というイメージ。期待値が上がりまくりです!
【ハングル復習に超おすすめ!】
まずは私の韓国語レベルがどれくらいなのかをご紹介しておくと……
・ハングルはほぼ読める
・韓国語の単語やフレーズをいくつか知っている
・ただし「耳で覚えている」ため書けない
これは私の体感ですが、韓国にハマっている人の中で、こういう人、少なくない気がします。
私の場合、推しの名前や、韓国語の看板・表記を読むのはお手のもの。けれどあやふやになっている文字もあり、間違えることもしばしばです。
本書の前半にある「ハングル学習」は、私のようにある程度ハングルが読める人が復習をするのにもってこい。
基本の母音や子音、組み合わせパターンなど、ハングルの基本中の基本を4日間で学べるよう、情報がタイトかつシンプルにまとめられているので、「ああそうだった!」と思い出しながら学習できました。
正直なところ、ハングルの覚えやすさだけでいえば、前回ご紹介した『1時間でハングルが読めるようになる本』の方が勝っているのですが、復習にはちょうどいい! そのため、ハングル初心者よりも、「そこそこ読める」くらいのレベルの人に合っているような気がします。
【「響きだけ」で覚えている人にもぴったり】
韓国語の単語やフレーズをいくつか知っているものの、耳で覚えているため書き起こせない私。本書の後半にある「韓国語のフレーズや文章」を通して学習を進めてみると、新たな発見の連続でした。
例えば、韓国語で「大丈夫」を意味するのは「ケンチャナヨ」だとばかり思っていましたが……文字に書き起こすと「クェンチャナヨ(괜찮아요)」!
このように、フレーズの響きとは異なる(ように思える)表記がバンバン出てくるので、そのあたりも勉強になりました。
また掲載されているフレーズや文章は、韓国文化にそこそこ興味がある人なら「聞いたことあるな〜」と思えるものばかり。耳なじみがあるからこそ、より深く頭に刻み込まれる感覚がありました。
【こんな人に合ってます】
この本は、私くらいの韓国語レベルの人にピッタリな1冊。ハングルがそこそこ読めて、韓国語のフレーズや文章もちょこっとわかる人にとっては、より理解を深められるんじゃないかと思います。
そのほか、私が本書に感じた魅力はこちらです。
・必要最低限押さえておきたい韓国語のポイントがまとまっている
・イラストがしみじみ可愛くて和む
・雑誌をめくるように気楽な気持ちで復習できる
また、巻末に収録されている「よく使う単語リスト」&「旅行で使えるシチュエーション別フレーズ」は、今後韓国旅行を予定している人にも重宝すると思います。
韓国語を初めて勉強するときにざっくり学びたいなら、本書のみでも十分かも。
より深く学びたい場合、「『1時間でハングルが読めるようになる本』→本書」の順番でトライするのをおすすめします。実際にその順番で体験した私が、全力で推したい勉強法です!
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