昨年話題を呼んだ人気企画の第2弾が開催中!

「文豪クリームソーダ2024」は、丸善ジュンク堂書店の書店員が選んだ文学の名作をクリームソーダで再現するというイベントなんですっ。

今年は江戸川乱歩の『人間椅子』に中島敦の『山月記』、与謝野晶子の『みだれ髪』などがラインナップ。どんなビジュアルやフレーバーになっているのか、詳しくご紹介します♪

【全5種類のクリームソーダが登場】

今回、丸善ジュンク堂書店書店員がセレクトした文豪の名作は全5作品。これをもとに出張型喫茶店「旅する喫茶」の代表tsunekawa氏が各作品のインスピレーションを得て、その世界観を色と味で表現しました。

・江戸川乱歩『人間椅子』
元祖「イヤミス」とも言える『人間椅子』は、意外にも温かな色彩のクリームソーダ。愛や温もりを表現したという暖色系の見た目とは裏腹に、甘さ控えめで酸味ある柑橘フレーバーというのが、作品が持つゾクゾク感を表しているかのよう!

トッピングのプレッツェルやウエハースで椅子を再現しているという点にもご注目♪

・中原中也『山羊の歌』
作者生前に刊行された唯一の詩集がこちら。「汚れつちまつた悲しみに……」や「サーカス」など、どことなく喪失や倦怠を感じさせる作品が多いのが特徴です。

そんな世界観を、雪をイメージした白と悲しみを表した哀色のクリームソーダで表現。トッピングの雪の結晶は口に含むと淡く、溶けていくそう。

・与謝野晶子『みだれ髪』
後に夫となる与謝野鉄幹への強い恋慕の感情をテーマにした歌集を、暮れてゆく宵空をイメージしたクリームソーダで表現。桜とすみれを合わせた色合いのソーダは、春の夢を見ているようななんともいえない感傷的な気持ちにさせられます。

・中島敦『山月記』
国語の教科書で学んだ人も多い『山月記』は、高名な詩人になるという夢にやぶれ、虎になってしまったこじらせ男・李徴を描いた物語。

残月の光が映し出す深い青と月光のイエローが美しいグラデーションで表現されています。レモンのトッピングが月を連想させ、作品の世界へとより深くいざなわれそう……!

・芥川龍之介『杜子春』
作品に出てくる霞がかかる夕空をイメージしたクリームソーダ。仙人から与えられた家の畑に咲く桃の花をイメージし、桃がトッピングされています。

【オリジナルグッズもあるよ!】

「文豪クリームソーダ2024」は丸善 丸の内本店、丸善 ラゾーナ川崎店、HAMARU ラクシスフロント店、丸善 京都本店の4店舗の各店内カフェで9月1日まで提供。価格は各1300円です。

8月4日までの第1期に『みだれ髪』『山羊の歌』『杜子春』、8月5日~18日までの第2期に『山羊の歌』『人間椅子』『女生徒』、8月19日~9月1日までの第3期に『みだれ髪』『山月記』『檸檬』が販売される予定。昨年提供された『女生徒』『檸檬』が復活するのもうれしいですね!

また、クリームソーダを注文した人に、各作品をモチーフにしたブックカバーになる敷紙がもらえるそうですのでお楽しみに♪

また、アクリルスタンド(880円)やバスエッセンス(1980円)などのオリジナルグッズも販売。3300円以上のオリジナルグッズ購入でショッパーバッグのプレゼントもありますよ!

文学好きには見逃せない素敵なイベント。元となった作品の世界観に浸りながら、オリジナルクリームソーダを味わうひとときを過ごしてみては?

※本文中の価格はすべて税込みです。
※HAMARUラクシスフロント店のみ、クリームソーダの提供は平日は14時からとなります(土日祝日はオープンから提供)
※ショッパーバッグは数量限定、無くなり次第終了となります。

参照元:プレスリリース
執筆:鷺ノ宮やよい