定番ものから珍魚まで美味しく、そして安く――。
本日ご紹介するのは寿司屋「お魚倶楽部 はま」。千葉県にある東京大学柏キャンパスに店を構えて今年で5年。きっかけは大学関係者の一言だったそう。
もともと東京都中野で営業していた同店は、同じく中野にあった東京大学大気海洋研究所が移転する際、常連客であった大学関係者の「一緒に移っちゃえば」という言葉に押され、同大学の公募に参加。2010年、晴れて日本初の“大学のお寿司屋さん”が誕生しました。
店を仕切るのは、老舗江戸前寿司として有名な銀座5丁目の「新富寿し」でキャリアをスタートさせ、今年で職人歴55年の濵弘泰さん。現在も京都や沼津、宮古など全国の漁港へ足を運び、たとえば東京では知名度が低い、大きさが不揃いといった理由で市場に出回らない魚も積極的に取り入れることでリーズナブルな価格を実現しているのだとか。
今では数々のテレビ番組や雑誌に登場するだけでなく、学会などで同大学を訪れた海外の研究者らも立ち寄るそう。以前、安倍昭恵首相夫人やノーベル物理学賞最年少受賞者として知られるウィリアム・ローレンス・ブラッグ氏といった著名人も訪問したほど。
今回はそんな「お魚倶楽部 はま」へお邪魔してきました。
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