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パンチパーマにサングラス、口ひげ、そしてド派手なヒョウ柄服。大阪にいそうなおっちゃんが「ペンパイナッポーアッポーペン♪」と歌う動画『PPAP』が、いま世界中で話題となっているようです。

歌っているのは、 “ピコ太郎” なる謎の人物。YouTube に投稿された動画の再生回数は、驚異の2500万回を超えました。かのジャスティン・ビーバーさんにまで「お気に入りの動画だ」と言わせしめたピコ太郎さん。

……あれ? でもピコ太郎さんの顔、どこかで見たことがあるような……?

【BBCが報道したピコ太郎の正体】

ぬぐえない既視感にしばし悩まされていたところ、イギリス大手メディア BBC の記事に、こんな記述を発見。

「ピコ太郎を演じているのは、日本のエンターテイナー、コサカカズヒコである(DJ Piko-Taro, a fictional character played by Japanese entertainer Kazuhiko Kosaka.)」

コサカカズヒコ……これってもしや、カズヒコじゃなくてカズヒトでは? つまりBBC に登場しているコサカさんとは、古坂 和仁(こさか かずひと)さん? そうだとしたら、元・底ぬけAIR-LINE のメンバーで、お笑い芸人の古坂大魔王(こさか だいまおう)さんではないですか!! どうりで似てると思ったYO!!

ちなみに、ピコ太郎さんのツイッターのプロフィールには、「千葉県出身のシンガーソングライター」とあります。また、古坂大魔王さんのツイッターには、小坂さんがピコ太郎さんのプロデューサーであることを匂わす投稿がありました。

しかし、一度「ピコ太郎=古坂大魔王」が頭に入ってしまった私には、そうとしか見えなくなってしまいましたよ!

【古坂さんといえば『ボキャブラ天国』】

古坂さんといえば、かつて人気を博したお笑い番組『ボキャブラ天国』のボキャブラ芸人というイメージがあり、底ぬけAIR-LINEという印象がどうしても抜けません。この番組を見ていたと思われる、現在おそらく30代オーバーのボキャブラ世代にとっては「あるある」なのではないでしょうか?

でっかい古坂さんと、小柄で器械体操が得意な相方、小島 忍さん。絶妙なテンポ、無駄なものが極力そぎ落とされたボキャブラネタのセンスがツボで、何度も何度もお腹をかかえて笑ったっけ。

『ボキャブラ天国』が終了してからはめっきり姿を見なくなっちゃったけど、しばらくしてからテレビで古坂さんを古坂大魔王として見かけたときは、ホッとしたし相変わらず面白くって、嬉しかったものですよ。それが今や、ピコ太郎として世界進出してしまったのだから、世の中なにがあるかわからないっ!

……と、ここまですっかり「ピコ太郎=古坂大魔王」という前提で話を進めてしまいましたが、公式には発表されていないので、ホントのところは不明。でも私は、きっとそうだと信じてる!

【世界のピコ太郎に】

しかも古坂大魔王さんのツイッターによれば、『PPAP』をはじめとするピコ太郎さんの楽曲4作品が、世界134カ国で同時配信されることが決定したようですし、今後はもっと人気が出そうな予感。

古坂さん……じゃなかった、ピコ太郎さん。これからの活躍も、期待しておりますよぉ!

参照元:YouTube、Twitter @pikotaro_ppap@kosaka_daimaouBBC News(英語)
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼なーんかクセになるのよね

▼ボキャブラ天国時代の底抜けAIR-LINE

▼ジャスティン・ビーバーさんもハマる面白さ

▼ピコ太郎のプロデューサー(?)古坂さんも驚く人気っぷり