本物の味をカジュアルに提供するブリトー専門店が麻布にあるとの情報を入手し、ポーチ編集部の覆面調査隊がブリトー&タコス専門店『FRIJOLES』へ調査しに行ってきました。

店構えはコンクリートのうちっぱなしというクールな印象ですが、店員さんは南米人のようにおおらかでフレンドリーです。記者が店先のメニューを見てどれにしようか迷っていると、「ブリトーは召し上がったことありますか? よろしければご説明いたしましょうか」と声をかけてくれ、店内で詳しく説明してくれました。

●ブリトーとは何か?
ブリトーとはメキシコ発祥の料理。こちらのお店では小麦粉で作ったやわらかいトルティーヤの中に、グリルチキンやステーキなどの肉が1種類、ライムライス、ビーンズ、サルサソース、チーズなどをトッピングしたテクス・メクススタイル(テキサス州で発展したメキシコ料理のこと)です。ブリトーもおいしそうだったのですが、ブリトーには煮込んだ豆がたっぷり入るのでちょっと重そう。というわけで、煮込んだ豆の代わりにソテーしたピーマンと玉ねぎを入れたヘルシーな『ファヒータブリトー・ベジタリアン』(1100円)をオーダーしてみました。


野菜やチーズ、サワークリームなどの量を好みに応じて調整してくれます。激辛・中辛・フレッシュトマトの3種類のサルサソースはお好みのものをどうぞ。初めは何をどれくらい入れたらよいのか迷ってしまうかもしれません。マイルドなものがよいのか、辛い方がよいのか、ちょっとこってりめがよいのか、好みのテイストを伝えるとフレンドリーな店員さんが調整してくれますよ! 目の前で自分好みのブリトーやタコスが作ってもらえるのはなんだか特別な感じで、わくわくします。


メキシカンフードに欠かせない飲み物といえば『マルガリータ』(600円)。記者が店に足を運んだのは平日のランチタイム。周りを見渡してみると昼からアルコールを飲んでいるお客さんはいませんでしたが、気にせずぐびぐび。マルガリータはもちろん、ビールもブリトーやタコスとの相性抜群ですので、ぜひ。

ところで、こちらのお店は外国人のお客さんが非常に多くてびっくりしました。記者以外はほぼ全員外国人というちょっと異様な光景は、テキサスやカリフォルニア辺りで食事をしているかのような気分になりました。

●『ファヒータブリトー・ベジタリアン』は、本物の味なのか!?
本物の味かどうか……。メキシコ人シェフが作るメキシコ料理も、テクス・メクス料理は何度も食べていますが、メキシコにもテキサス州にも足を運んだことがない記者は、本物の味かどうか100%判断することはできません。しかしながら、ファヒータブリトー・ベジタリアンは日本人向けにアレンジされているのではないかという印象を受けました。

今まで食してきたブリトーと比べ、こちらのお店のブリトーはあっさり軽い味。アボカドのディップ『ワカモーレ』がたっぷり入っているのに重たくないのはきっと、日本人向けにアレンジされているからなのではないでしょうか。サルサソースは激辛・中辛・フレッシュトマトの3種類を入れていただきましたが、それほど辛さは感じません。もう少し塩気があってもよいかな? (Part2に続く)

店名FRIJOLES(フリホーレス 麻布十番店)
住所 東京都港区麻布十番2-3-5
営業時間11:00~22:00
定休日 毎月第2月曜日

Photo by POUCH