今週の日曜日(2010年6月20日)は父の日です。

お酒やネクタイをプレゼントするのもいいけれど、お惣菜風の『ケーク・サレ』を焼いて、お父さんの意表を突くプレゼントをしてみてはいかが?甘党でないお父さんにもきっと喜んでいただけるはずです。

というわけで、Pouchのライター兼パティシエールsweetsholicが、夏野菜をふんだんに使ったヘルシーなケーク・サレのレシピで紹介します!

ケーク・サレって何?

ケーク・サレはフランスの伝統的な家庭料理で、惣菜パンに近いものです。

フランスでは、おつまみや前菜としてビールやワイン、アニス風味のカクテル『パスティス』などと共に楽しまれているそう。日本ではここ最近オシャレに敏感な女性の間で話題になっています。なぜ今、話題になっているのでしょうか。

その理由のひとつに、フランス人の料理研究家の女性が火付け役となって日本に飛び火したからという説があります。うんちくはさておき、ケーク・サレを作ってみましょう。

【用意する材料】(18cmのパウンドケーキ1台分)

卵(Lサイズ) 1コ
オリーブオイル 60cc(大さじ4)
牛乳 30cc(大さじ2)
 小さじ1
砂糖 大さじ1
薄力粉 150g
ベーキングパウダー 小さじ1+1/2
ズッキーニ、パプリカ、プチトマト  各70g
カマンベールチーズ   50g


このレシピでは、さっくり、ふんわり仕上がるようにしました。今回は通常のパウンド型を使用していますが、紙の型を使えば、型に入ったままラッピングしてお父さんに渡すこともできるので非常に便利。紙の型は100円ショップなどで購入することができます。

【作り方】

ズッキーニとパプリカは1cm角に切り、塩を少々ふって、オリーブオイル大さじ1/2を回しかけてください。180℃に温めたオーブンで12分間焼きます。

型にはバターを塗り、ベーキングペーパーを敷いておいてください。紙の型を使う場合はそのまま使用してください。

プチトマト少量とカマンベール少量を飾り用に分けておきましょう。

1.ボウルに卵を割り入れ、泡立て器でよく混ぜる。オリーブオイルを回し入れ、よく混ぜる。卵とオリーブオイルがきれいに混ざったら、塩・砂糖・牛乳を加え、混ぜる。

2.合わせて振るっておいた薄力粉とベーキングパウダーの半量を入れ、泡立て器で混ぜる。

3.オーブンで焼いておいた野菜、角切りにしたカマンベールチーズ、残りの粉を入れ、ゴムベラで混ぜる。野菜を潰さないように、やさしく混ぜて。

4.生地を型に入れ、トマトとカマンベールチーズをのせ、180℃で40分焼く。

野菜をあらかじめオーブンで焼くのはちょっと面倒かもしれませんが、これはこのケーキをおいしく仕上げるポイントでもあります。野菜を加熱することにより余分な水分が蒸発し、生地がべちゃっとするのを防ぐ役割があるからです。もしオーブンを使うのが面倒であれば、フライパンで軽く炒めるのでもOKです。

今回は夏野菜を使用しましたが、基本的にどんな具でも大丈夫。

例えば、玉ねぎやほうれん草などの野菜、キノコ類、ベーコンやソーセージなど。チーズもカマンベールがなければ、プロセスチーズやとろけるチーズでもOKです。お父さんが好きな食材を用いて、お父さん好みの味に仕上げてみてください。

ケーク・サレは温かい状態で食べるのがベストです。冷めてしまったら、レンジで30秒ほど加熱すればおいしく食べられますよ。今年はケーク・サレで、父の日をおサレに演出してみてはいかが?

執筆:sweetsholic / 写真:Pouch編集部