2011年7月の終わりに、韓流のコンテンツを流しすぎているとTwitterで発言し、所属事務所を離れることとなった高岡蒼甫さん。彼は8月1日の投稿で、妻である宮崎あおいさんと1週間以上も連絡を取り合っていないことを明かしていました。公式なコメントを発表していない彼女の胸中は察することさえできません。

一方、ホテル従業員が宿泊していた部屋の様子を、写真付きでインターネット上に暴露された人気アイドルグループ『嵐』の櫻井翔さん。こちらの騒動は、本人の知らないところで従業員が勝手に行ったものです。櫻井さんからもまた、公式の見解はありません。

そんな2人が共演している映画『神様のカルテ』が8月27日より、全国の東宝系公開されようとしています。この2つの騒動がほぼ同時期に発生したというのは、偶然の一致でしょうか。それとも何か違う意味の込められたものなのでしょうか……。

公開される予定の作品は、作家で医師の夏川草助さんの小説シリーズです。同作は2009年に「第10回小学館文庫小説賞」を受賞。「第7回本屋大賞候補作」にも選出されています。

主人公で医師の栗原一止(いちと)と、その妻で山岳写真家の榛名(はるな)を取り巻く人間模様を描いたヒューマンドラマです。2011年8月公開予定の映画では、一止を櫻井さんが、榛名を宮崎さんが演じています。

初共演ながら2人は息の合った演技を見せ、なかなか秀逸な作品に仕上がっているようです。そのことについて、7月25日に行われた完成披露会見で発表したのでした。

ところが、宮崎さんの夫高岡さんがTwitterに韓流コンテンツについての批判を投稿したのは、7月26日です。いまだに燻り続けているこの騒動は、依然収束に向かう様子を見せていません。そればかりか、8月6日になって新たに櫻井さんの問題が浮上しているのです。

同じ映画に出ている2人、しかも共に大役を担っているのです。

さらに2人には共通点があります。いずれの騒動も本人を取り巻くものでありながら、本人たち自身は何の問題も起こしていないのです。あえて言うなら、作為的に仕掛けることも、不可能ではありません。そして、2人がそれぞれの騒動に関して、どう考えているのか気になってしまうのです。

2人の存在をアピールするのには、考えようによっては好材料とも取れるのではないでしょうか。

いずれにしても、2人の公式な見解を聞いてみたいものです。もちろん、映画がどのように仕上がっているのかも、大いに気になるところ。ちなみに最新号の日経エンターテイメントには、2人のインタビューが掲載されています。劇場に足を運ぶ前に、このインタビューもチェックした方が良さそうですよ。

(文・写真=チャーミー)