渋谷の複合施設『渋谷ヒカリエ』内に本日4月26日にオープンした、メンバー制オフィス「Creative Lounge MOV」へ早速行ってきました! オープン前からWeb系の若者を中心に、大きな話題を集めていたことが記憶に新しいですよね。「Movement」を略した「MOV」には、国籍や性別、職業、働き方などが異なる人たちが出会い、新しいムーブメントをつくりながらクリエイティブな働き方ができる場所との意味が込められているそう。どんなところか気になりますよね!
オフィスではないオフィス
MOVを作るときに意識したのは、オフィスとは言いつつもオフィスのイメージをなくし「広場」のような雰囲気を出すことを心がけたそうです。確かに記者はこれまで様々なスペースを訪れてきましたが、MOVはオシャレながらも、ほかとは被らない新感覚な空間でした。
オープンラウンジの端にある緑色のベンチは、セントラルパークに置いてあるベンチと同じものを使っているのだとか。またバスケットゴールや自転車など、確かに広場だなと思えるつくりになっています。緑が多いのも涼しげで魅力的。外国の人にも利用してもらい、互いの文化を共有し合ってほしいという思いが込められているそうです。
オープンラウンジがとにかくスゴい
MOVはオープンラウンジ、9つに及ぶミーティングルーム、レジデンスエリア、ショーケースという、大きく分けて4つのエリア(敷地面積、約888平米)で構成されていて、とにかくスケールがデカい。オープンラウンジにはステージがあり、仕事できるスペースであるのはもちろんイベント時に使うこともできます。ステージ上にある黒板には、ブレストして出てきたアイデアや絵を書いたり紙を貼ったりしてもOK。可動式の照明もあります。
ラウンジ中央の「10(テン)ピット」という、海外の電話ボックスを連想させるスペースはなんと「集中部屋」。長時間こもりっぱなしになるのではなく、短時間で集中してさっと出てきて共有スペースへ戻ってもらうのが理想的な使い方だそうです(コクヨファニチャー 今井さん談)。
また気になるのは「アイデアキオスク」という本棚のようなスペース。2カ所あるうちのひとつには、様々なゲームやおもしろグッズが置かれています。もう一方には本がズラリ。定期的にテーマを変えて本を入れ替えるそうです。どちらのキオスクも、アイデアを出すのに一役買ってくれそう。
生産性の上がるミーティングルームがずらり
また、9つもあるミーティングルームは、目的に応じて使えるという点がウリ。部屋のデザインもそれぞれ違います。例えばホテルのダイニングをイメージしたスタイリッシュな部屋、「大人の学校」をイメージしたセミナー向けの部屋、最新のICTツールを使える部屋、普通のオフィスではまず見かけることのない花柄の壁紙の部屋など本当に様々! どの部屋を使うか迷っちゃいそう!
会議のシーン、目的、モードや参加メンバーによって、どの部屋を使うかセレクトできるというわけ。これなら生産性が上がりそう? ちなみにレジデンスエリアはMOVをオフィスのように使いたい人向け。ロッカー付きのシェアテーブル、オフィス用の1~2名入れるブース席など、様々な形態の席があります。ブースには鍵付きの棚やキャビネットが完備されているので安心。また24時間利用することができます。
展示などをおこなう「aiiima(合間の意味)」と呼ばれるショーケースは3カ所あり、現在、廃棄物をソーシャルマテリアルとして再生する「ナカダイ渋谷市場」、ウェブサービスを可視化する「ブクログ図書室」、著名人の仕事場や仕事風景を実際に見られる「サポーズデザインオフィス社会社見学」の3つの展示が行われています。みなさんもぜひご覧になってみては?
プランは大きく分けるとふたつあり、オープンスペースを中心に仕事場として使いたい人向けの「ラウンジメンバー」プラン、オフィスとして使いたい人向けの「レジデンスメンバー」プランから選べますよ! 詳しくは公式サイトでチェックを。会社員、公務員、フリーランス……働き方に関係なく、様々な人の集まる、ステキなクリエイティブスポットになっていくMOV。今後要チェックですぞ!
(写真、文=池田園子)
参考:MOV(http://www.shibuyamov.com/)
▼ラウンジにはソファがいっぱい▼
▼ラウンジ内のステージ▼
▼集中スペース▼
▼隠れ家ホテルのよう▼
▼このセンスがステキ▼
▼最新のプロジェクターを使えます▼
▼木の椅子がかわいい▼
▼ボーターの壁がキュート▼
▼シックなお部屋です▼
▼ザ・女子会部屋!▼
▼自販機のあるスペースはクールなデザイン▼
▼レジデンスエリアへ入ってみました▼
▼オフィスとしても使える空間▼
▼キレイな漫喫に見える▼
▼おもしろグッズがいっぱいのアイデアキオスク▼
▼こちらのキオスクは本専用▼
▼aiiimaでの「ブクログ図書室」展示▼
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