楽天が7月1日についに社内公用語を英語に踏み切っちゃったみたい。キャー。これで楽天がどんどん成功したりしたら、ほかの会社の経営陣も「我が社も社内公用語を英語に変えたら儲かるかも?」って考えちゃうかもしれません。

英語、勉強しなくちゃ。

でも英会話スクールってお金がかかりますよね。それに勤務外の時間は、なるべく楽しいことに使いたいもの。もしかしたら英会話スクールでかっこいい先生に出会えるかもしれないけど、そうでない場合もあるし。それに、英会話スクールのグループレッスンで日本人同士で英語で会話するのってちょっと気恥ずかしくもあるし。

な〜んて悶々と考えていたら、知人がLanguage Exchange(ランゲージ・エクスチェンジ)なるシステムを教えてくれました。

これは、自分の得意な言語(通常、母国語)を誰かに教えるかわりに、自分の習いたい言語をその人から教えてもらうというもの。日本語を学びたくて英語がしゃべれる外国人とランゲージ・エクスチェンジをすれば、日本語を教える代わりに英語が教えてもらえるというわけです。

どんな方法で教え合うかについてのルールは相手と作っていくものらしいけれど、一般的にはカフェなどで二人で会って、30分間日本語で話して、30分間英語で話して……というのを繰り返しながら、少しずつお互いの言語を習得していくというやり方を取ることが多いそう。

相手は英会話の先生じゃないから、意味がわからないのをごまかしてヘラヘラ笑っているわけにもいかないし、必ず何かを返事しなくてはいけないから頑張るし、会う日程を決めるのに英語でメールや電話をしなくちゃいけないから、劇的に語学力が上がるみたい。

さらに、お互いに語学力の向上を目的にしているから、定期的に会わなくちゃならないので、だんだん友達として付き合っていくようになることが多いそう。

そうなると、考え方とか文化も一緒に学べちゃう!趣味や好みが合う人とランゲージ・エクスチェンジを行えば、勉強している感覚ではなく、遊んでいる感覚で英語が身に付いてしまうんです。お得なシステムでしょ?

「でも、外国人の知り合いなんてどうやって作ったらいいのよ〜。」と思った方。心配ご無用! ランゲージ・エクスチェンジのパートナーを捜すための、力強い味方がいます。それはオンラインのパートナー検索サイト。

たとえば、日本に住んでいる外国人向けの「メトロポリス」というフリーペーパーのWeb版には、ランゲージ・エクスチェンジパートナーを募集するページがあります。

まずはトップページにアクセスし、「Classified」を選択します。

すると、様々なカテゴリーでマッチングを行うページが出てきます。そこで「Education」の欄の「Language Exchange」をクリック。

すると、ランゲージ・エクスチェンジのパートナーを募集している人がずら〜っと出てきます。

その中で良さそうな人を選んでクリックすると、コンタクトフォームが出てきて、パートナー募集の公告を出した人にコンタクトができるのです。

英語と日本語のランゲージ・エクスチェンジ・パートナー募集の公告は、英語で出している人が多いけれど、時には日本語やローマ字で書いている人も。いいな、と思える人がいなくても、順次更新されるから、時間をおいてチェックしてみて。

パートナーになりたいと思う人が見つかったら、コンタクトフォームを入力して送信します。あとは、その人からメールの返信が待つのみ。

ただし、実際に広告を出したことのある人によると、「大量にメールが来るから、返事はしきれない」とのこと。コンタクトフォームには、できるだけ興味をもってもらえるように書き込むと良いみたい。

ちなみに、このページは、日本人も投稿することが可能。日本人だということはJF、JM等と、略語で書いてあることがありますので注意。

こういったサービスを使えば何の登録も費用も必要なく、パートナーが探せて、英語が勉強できちゃうんです。

ここで1点注意してほしいことが。パートナー候補からお返事が来ても、落ち着いて相手の人をよく確認することが大事! 相手はもしかしたらランゲージ・エクスチェンジを装って出会いを求めている可能性もあります。

あなたがランゲージ・エクスチェンジを通じて出会いを求めているならいいのだけれど(実際、ランゲージ・エクスチェンジを通じて知り合って、結婚する人もいるんですって!)、そうでないのであれば、相手が本気で言葉を勉強したいのか、会う価値があるのかを、何回かメールをやり取りしたりする間に見極めるのがオススメ。また、初めて会うときには、なるべく人の多いカフェなどを利用した方がいいかも。

良いランゲージ・パートナーに出会えれば、楽しく無料で英語が勉強できちゃう。ランゲージ・エクスチェンジ、ちょっと試してみる価値はあるかもしれません。

(文=山川ほたる)

参照元:Language Exchange(ランゲージ・エクスチェンジ)