ロンドンオリンピックが終了して、早2週間。現在は、「29日から行われるパラリンピックが楽しみ!」という方もいるかもしれませんね。

しかし、連日連夜オリンピック観戦に勤しんだ方は、日々の猛暑も手伝って、若干お疲れ気味なのではないでしょうか。

そんなあなたに今回お送りするのは、名付けて『第1回世界ビールオリンピック』! 海外サイト『thecampuscompanion.com』に掲載されていた、こちらの企画。ビールが有名な世界各国の猛者を集めて競う、まさにビール好きにはたまらないオリンピックでございますっ。これを参考に自宅でビールを楽しんだら、疲れた体を少しは癒すことができるかもよ~。

気になる出場国は、以下のとおり。「うまいビールといったら、日本だろっ!」とお嘆きのみなさまにはいささか不満の残るラインナップかもしれませんが、そこはまあ、広い心でお受け止めくださいませ。

【国名/代表的ビール/国民ひとりあたりの年間消費量】
1 ドイツ/ Becks・Spaten,・Paulaner./ 107L
「ビールは、ドイツの代表的文化! ビールといえばドイツでしょ!」

2 メキシコ/ Corona・Negra Modelo・Dos Equis・Pacifico/57L
「同国テキーラの有名さにはかないませんが、ビールの高品質さと独創性も同時にマーべラス!」

3 ベルギー/ Stella Artois・Duvel・Leffe /78L
「修道士さえもビールを作る国。それだけでもラインナップされてしかるべきですし、もちろん味も、アルコール度数が高いところも、最高!」

4 アンゴラ共和国/Sagres /53L
「過去、旧ポルトガル植民地だったことから、ポルトガルを代表するこのビールは、アンゴラを代表するビールでもあります。味は柑橘系のさわやかな酸味が特徴」
5 アイルランド/Guinness,・Harp Lager・Smithwicks/104L
「ドイツに勝るとも劣らないビール大国。絶品ウィスキーでも有名ですが、ビールの美味しさもそこに肩を並べるほど」

6 アメリカ/Coors・Budweiser・Miller・Pabst Blue Ribbon・Plethora of microbrews/78L
(注: ちなみにバドワイザーは、2008年にアメリカ・バドワイザーブランドで有名な『アンハイザー・ブッシュ』を売上業績世界第2位のベルギービール会社『インべブ』が買収したので、現在はベルギーの会社が所有するビールであるが、ここではアメリカのビールとする)
「各ビールとも、世界中で高い売上を誇っているのが、アメリカビールの強み!」

7 カナダ/Labatt・Moosehead・Molson・Carling/68L
「極寒の地ともいえるカナダは、ビールの消費量が意外に多いことでも知られています」

8 チェコ共和国/特になし/132L
「特筆するほど代表的なビールはない国ですが、ビールの消費量はなんと世界一!」

9 オランダ/Heineken・Amstel・Grolsche/74L
「オランダといえば、世界的に超有名なビール、ハイネケンだよねっ」

10 イングランド/Fuller’s・Newcastle・Bass/74L
「パブ文化を持つイングランドは、もちろんビールの消費量も多い国。サッカー観戦のお共に飲む、という人が多いよう」

さてさて、それではいよいよ、金・銀・銅メダルの発表ですっ。
銅 ベルギー!
銀 ドイツ!
金 アメリカ……!?

……ちなみにこの順位の根拠はというと、ベルギーとドイツはどちらも甲乙つけがたいほどのビール大国でありビール作りにも飲む銘柄にも非常にこだわりがあるけれど(でも一応順位はつけた)、アメリカはこだわりがないぶんありとあらゆるビールを楽しんでいるから総合的に1位、という筋が通ってるんだかいないんだかわからない理由でありました。

いかがでしたか? 賛否両論ありそうなランキング結果ではありましたが、記者的には、ベルギービールやドイツビールはたしかに美味しいし(特におススメなのはベルギービールの『Duvel』や『Orval』! 日本でも買えますよっ!)、アメリカのバドワイザーが持つピルスナーのような軽さも結構好きなので、「まあ納得できないこともないかな」というかんじでしたっ。

世界には、国の数だけその風土にあったビールがあります。この事実を知らないままでいるのはもったいなさすぎるっ! というわけで、ビール好きなあなたもそうでないあなたも、こちらのラインナップを参考に、ぜひお家でビールオリンピック開催してみてはいかが?

(文=田端あんじ)

参考元:thecampuscompanion.com( http://goo.gl/2cbyD