平面な写真でみると、一見絵画にみえてしまう。それが、本日ご紹介するアーティストGregory Euclideさんの作品『relief works』シリーズです。
こちらの作品は、絵画ではなくすべてが立体アート。アクリルに描かれた絵の上に、ブラックベリーやアスパラガス、野山の草やタバコの吸い殻(!)などをあしらった、非常に斬新でありながらも美しいビジュアルが印象的。
アメリカ・ミネアポリス在住のEuclideさんは、絵画から模型を思わせる大規模な立体作品まで、実に幅広く製作しています。おもに自然をテーマにした作品が多く、特に頻繁にフィーチャーされているのは、自身が育った地にある渓谷なのだとか。
自然を、自らの絵と植物や野菜などで大胆に表現した『relief works』シリーズは、まるで夢の中の世界のようにメルヘンチック。それでいてどこか「野性味」のような匂いを感じるのは、ダイナミックな構図ゆえなのでしょうか。
繊細でありながら強さと勢いをも感じさせてくれる、不思議なバランスをはらんだ、Euclideさんの『relief works』シリーズ。ちなみに余談ですが、この方アーティストでありながら、高校の美術の先生でもあるのだとか。こんなステキな作品を生みだす人が先生だなんて、生徒の方がちょっぴり羨ましいですね。
(文=田端あんじ)
参考元gregoryeuclide.com(: http://goo.gl/lbTzc )
▼美しすぎてため息出ちゃう……
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