この間、あるメディアでルポ記事を書いたときのことです。何を思ったかそこの編集さん、「プロフ写真の添付をお願いします」と。
うわー出したくねえなーこんなひでえ顔、なんて思いながらそれでもやっぱり女子だもの、一生懸命マシに見えるポーズをさぐる。携帯片手に反り返ったり、表情つくってナナメにかまえてみたりといろいろしてみる。バキッという音とともに腰をいためる。そんなときに限って取材に出ていたPouch編集部のみなさんが帰ってくる。盛大に笑われる。赤っ恥と腰のサロンパスを手土産に撮ったプロフ写真、それがネコ画像に差し替えられていたときの落胆ときたら!
さて、こんな記者と違って容姿に自信のある女子たちは、自分だけのプロフ写真用決めポーズを持っているようです。だがしかしオリジナルと思いきや意外と類型的、「ありがちポーズ」になってしまうこともよくある話。
今回は、アメリカのイケメン君による「当地のギャル系女子がやりがちなプロフ用ポーズのマネ」をご紹介します。Facebookあたりでチェックしてみましょ。
・アヒル口/the duck face
かわいいですよアピールの定番! 口をぐいっと前につきだして、意味ありげな視線をカメラに投げる。うーん、自信ありそうだなあ。アメリカのは日本のやつよりちょっと強気な感じがしますね。当地では「スパゲッティ食ってる顔」とか言われている模様。
・意味ありげにトリミング/the crop
ちょっとしたスナップを、「センスいいでしょ」といった趣きでやや中途半端にトリミングする。被写体を外し目に写真に収めるのは撮影のセオリー、ということでスナップショットでもやっちゃう感じでしょうか。
・バックブリーカー/the back-breaker
プロレス技でもかけられてるの? っていうぐらいにぐいっと後ろに反る。そしてきらめく笑顔! うあ、あたしゃこれたまにやっちまうぜ(ネタっぽくだけど)。腰を悪くしないようにね。
・胸ばっかり(見ないでね♪)/”don’t” look at my boobs
バストアップをナナメ上から撮影、体をちょっとくねらせて問いかけるような視線をカメラへ。ねームネばっか見ないでよ~ぅ、なんて言いたそうですよね確かに。そう撮ってるのは自分じゃないの! アジアの女の子たちがよくやってるイメージだなあ。
・メンズのマネ/the guy pose
キャップかぶってハンドサイン……ヒップホップ系の男子ポーズを真似るみたいな感じでしょうか。日本人がこれやると相当ダサそう……。
・髪を触ってアンニュイに/fix my hair and be serious
ミステリアス感演出テクニック。でもどことなく漂うアホっぽさ……。全然アンニュイに見えないうえに、「こんなわたしどうでしょう」感が出すぎてるせいかも。
・男子スタイル+アヒル口+ヘタくそな写真加工/the guy hat+duck face+really bad photoshop
いろいろてんこ盛りな感じでアピール! 男子スタイルはともかくとして、すっごいヘタな加工してる人、たまにいますよね。
・夏到来! 水着着てみたよ~♪/the first day of summer swimsuit picture
プロフ写真でいきなり水着。いるかよそんなの! と思いきや、海外サイトを見ているとたまに出会ったりして……でも日本でそこまでする女子は相当なギャルっ子ですよね。それにしてもこの兄さん、ノリノリである……。
・ウガー、わたしはかわいいの!(はあと)/grr, I think I’m cute<3
なぜか唐突にリキんでるような表情のプロフ写真、たまにありますね。こんなに顔を崩してもほら、かわいいでしょ? みたいなアピールなんでしょうか……。
この一連の画像につけられたタイトルは「全女子がやらかすアホなポーズ(dumb poses that all girls do…)」。全女子とは言い過ぎにせよ、こうして見ると、いくつかは日本人にも当てはまっているような気がしますね。似たようなポーズになってしまうのは、自分で自分の写真を撮るという不自然な行動ゆえに、パターン化されていたほうが楽っていうことかもしれません。
イラッとくるポイントがあるとしたら、やりすぎな、自分推しが強い感じでしょうか。でも逆に、これらのポーズを過剰にやることで、面白いプロフ画像ができたりする可能性もありそうですね。いろいろと参考にするとよさそうです。(そうでもないか?)
ところでこの兄さん、相当なイケメン……しかもいいカラダしてるな……。
参考:The9gags.com
(文=纐纈タルコ)
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