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そこまで親しくない人と話すとき、よく聞かれるのが「休日は何をしていますか?」。恋人いない歴6年、一人暮らし、友人・知人の類がほとんどいない記者、この何気ない質問が繰り出されるたびに泣きたい気持ちになります。私が何をしているか、あんたホントに知りたいのかね?

と、いうことで今回は、アラサーひとりぼっち女子の休日にありがちなこと50個をご紹介したいと思います。もし、あなたの周りにひとりぼっち女子がいるなら参考にしてください。そして、彼女には休日に何をしているのか、あえて聞かないであげてください。


【アラサーひとりぼっち女子の休日あるある50】

その01:目覚めるとまず、頭の中で今日は休日であることを確認する
その02:再度、確認する意味で「今日は休みかぁ~」とつぶやいてみる
その03:寝転んだまま天井を見つめ、「何しよっかな~」とつぶやいてみる
その04:起き上がるタイミングが分からず、しばらくゴロゴロする
その05:「うぁ~、ふにゃぁ~、もう10時かぁ~」などとつぶやきながら、ゴロゴロする
その06:隣の住人がドアを閉め、どこかに出かける音を聞いてうらやましくなる
その07:携帯電話をどこに置いたか覚えてないけれど焦らない
その08:むしろ、携帯電話がバッテリー切れになっていても焦らない
その09:定期的にメールをくれるマクドナルドさんからメールがこなくてさみしい
その10:ゴロゴロしながら携帯電話でインターネットをし始める
その11:「一人ぼっち 寂しい」、「彼氏 欲しい」、「友達 欲しい」と検索する
その12:インターネットの向こう側に仲間がいるような気がしてうれしくなる
その13:のろのろと起き上がり、「何食べよっかな~」とつぶやく
その14:とりあえずメイクをして、身支度を整える
その15:お腹が減ったので何か食べようと、冷蔵庫を開けるが缶ビールしか入っていない
その16:食べ物が何も入っていないことに愕然とし、しばし自分の食生活を振り返る
その17:仕方がないので、外に出かけることにする
その18:近所のラーメン屋さんに行こうと思っていたが、気が変わり遠出することに
その19:てくてく歩き出す
その20:ひたすら歩く
その21:ぐんぐん歩く
その22:お腹が減っているのを忘れて歩く
その23:正直、どの辺を歩いているのか分からなくなる
その24:でも、誰に迷惑をかけるわけでもないので焦らない
その25:その辺にあるレストランに入って遅めのランチ
その26:ちょっと1杯、のつもりでグラスビールを注文
その27:ちょっと1杯、のつもりが2杯、3杯……
その28:いい気分で店を出て、自宅を目指して歩き出す
その29:公園を見つけたので、立ち寄ってみることにする
その30:ベンチに座って周囲を見ると、驚愕のカップル&ファミリー率89%
その31:子どもたちの「キャッ、キャッ」という笑い声を聞きながらしばし瞑想
その32:男と女、オスとメス、アダムとイヴについて思いを巡らせる
その33:「幸せってなんなんだろう……」と、ちょっぴりおセンチな気分になる
その34:一人で来ている男性はいないかとリサーチするも、ご高齢の方しか見つからず
その35:ここまで、携帯電話の着信0件、メール受信0件
その36:いっそのこと、携帯電話なんて解約してしまえば!? なんて捨て鉢な気分になる
その37:スワンボートに乗ってる恋人たちを見て、ニヤニヤする。「ふふふ、あの迷信、知らないんだ……」
その38:もしかしたら帰り道で出会いがあるかも!? と期待するが、ない
その39:どうしていつまでも恋人ができないのかと、部屋でもんもんと考える
その40:またお腹がへってきたので、夜ごはんをどうしようかと悩む
その41:とりあえず、缶ビールを飲む
その42:景気づけに、缶ビールをもう1本飲む
その43:酔っぱらって、ひとりでへらへら笑い出し、なんとなく幸せな気分になる
その44:どこか、バーにでも行こうかなと思うが、面倒くさくて出かけられない
その45:今日、話した相手はレストランの店員のみという事実に気付き、焦る
その46:やっぱり、バーにでも行こうかな……と悩んでいるうちにもう23時
その47:そろそろ寝る時間だし、と自分に言い聞かせながら床につく
その48:寝る前に「結局、今日は何をしたんだろう」と考えない
その49:寝る前に「今日という一日は有意義だったんだろうか」と考えない
その50:「あ~、ひとりって自由だわ~」とつぶやきつつ、入眠

(イラスト、文=夢野うさぎ)