mac 129

「銀座ショコラストリート」の行列ができるショコラティエとして有名な、ジョエルデュラン銀座本店。

南仏プロヴァンスの奇才と呼ばれるジョエル・デュラン氏は、ショコラ界のミシュランと言われる『クラブデクロクールドショコラ』を、史上最年少の若さで受賞したことで一躍世界に名を馳せました。

南仏に咲く花々やフルーツを使用したショコラやマカロンは、デュラン氏独自の香り抽出法により、まるで素材そのものを食べているかのよう。そんな噂を聞いて、食べないわけにはいかないじゃあないの! というわけで、早速同店に足を運んでみましたよぉっ。

店内に一歩足を踏み入れると、そこはもう南仏。花々が咲き乱れるかのごとく入口付近にディスプレイされた色鮮やかなマカロンに、すでに心をがっちり掴まれてしまいました。ハイ、お買い上げ決定!

mac1

記者が購入したのは「花マカロン」こと、ジョエルデュランオリジナルマカロン5個入りセット。ラベンダー・すみれ・オレンジ・フランボワーズ・ミントがひとつずつ入った、見た目にも可愛らしいこちらの商品。気になるそれぞれのお味は、次のとおりです。

ラベンダー
□繊細かつ上品、それなのにフレッシュさが際立っているのは、中に潜んでいるラベンダー繊維のおかげかも。標高600m以上にしか咲かないという真正ラベンダーしか使用しないというこだわりが、如実に表れていて感動。食べた後、口の中にラベンダーの優しい香りが残ります。

すみれ
□花自体に香りがさほどないため、より香りの強い茎から成分を抽出しているというこちらの一品。カラフルなその見た目とは裏腹に、味はこれまた、繊細かつ上品。フルーティーな花の香りに、思わずうっとりしちゃいます。

オレンジ
□まるでオレンジそのものを食べているかのような錯覚に陥るオレンジは、その爽やかな香りとジューシーさが、夏にぴったり。いくらでも食べられそうな軽さが魅力です。

フランボワーズ
□ひとくち食べた瞬間溢れだす、フランボワーズ香の洪水は衝撃的。酸味はないに等しいのですが、とにかく口の中がフランボワーズ・フランボワーズ・フランボワーズ! 食べる前、食べている最中、そして最後に鼻腔を抜けてゆく香りと、ひとつで3度美味しいマカロンです。

ミント
□食べる前、そして口に入れてからも、ほのかにミントが香る上品な一品。主張しすぎないのに存在感がある、この絶妙なバランスを一体どうやって生み出しているのか非常に気になります。この清涼感、クセになりそう。

見て楽しい、食べて楽しい、花マカロン。大切な人へのお土産にするなら、絶対にコレ! 記者が自身を持っておススメしたい商品です。

しかし、しかしですよ、言わずもがなここはショコラティエ。ということで、ショコラも購入してみました!

mac2

表面にアルファベットが記された可愛らしいショコラは、全部で26種類。お気づきですか? そう、AからZまでラインナップされているのです。すべてプロヴァンス本店から直送されているという個性豊かなショコラ、今回は同店ならではな、ハーブを活かしたショコラ、そして南仏の果実を使用したショコラをオーダーしてみました。

mac 131

クローブの存在感が際立つ「クローブ&レモン」に、オレンジを丸かじりしているかのような「オレンジ」。後から香りが追いかけてくる個性的な一品「花椒」に、南仏を思わせる香りが口いっぱいに広がる「ローズマリー」。そして店員さんおススメ、昨日フランスから届いたばかりだという「ジャスミン」の芳醇な香りは、一瞬クラっとしてしまうほどジャスミン香に溢れていました。

店員さん曰く、ショコラはそれぞれメインとなる素材に合うよう、ブラック・ミルク・ホワイトチョコレートからチョイスされているのだとか。南仏ならではのフレッシュなハーブを使用したショコラをぜひ味わってほしい、とのことなので、訪れた際にはぜひこちらも挑戦してみるべし!

(取材・文=田端あんじ)

参考元:ジョエルデュランホームページ

▼このビジュアル、まさに「花」マカロン☆

mac 129