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アメリカ東部夏時間9月6日23時27分、アメリカ・バージニア州のワロップス島内にある中部大西洋地域宇宙港(MARS)から発射された、ロケット『ミノタウロスV』。

月探査機LADEEを搭載した同ロケットの打ち上げは、今回が初。加えて数百マイル先からもその姿を確認できるロケットということで、記念すべき瞬間をとらえようと、ニューヨークやマサチューセッツなど、全米各地で多くの人々が夜空に向けてカメラを構えていたのだとか。

打ち上げ後、我こそはベストショットだと、海外サイト『SPACE.com』に寄せられた投稿は数知れず。今回ご紹介するのは、その中でもひときわ異彩を放っていた、まさに奇跡の1枚と呼ぶべきショットです

撮影を手掛けたのは、カメラマンのベン・クーパー氏。ニューヨークにあるロックフェラーセンターのデッキからとらえたというその1枚は、エンパイアステートビルらの夜景と相まって、まばゆいばかりの美しさを放っています。

シャッターが開いている時間を長くして普段とらえられない物体の動作や光の軌跡などが見えるようにする撮影手法『長時間露光』を採用したことで、見事幻想的な光景を具現化したクーパー氏。綿密な計算なしには成しえなかったとっておきの1枚を、それではじっくりとご堪能くださいませ。

(文=田端あんじ)

参考元:SPACE.com

▼いつまでも見ていたい……

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