イラク、ソマリア、アフガニスタン、スーダン……アメリカ軍が平和のために行った軍事作戦は数知れず。イラクやアフガニスタンには、足かけ10年以上も関わっています。
アメリカ人にとって、それは日本人以上に身近なことに違いありません。だって、家族をはじめ友人知人が危険を伴う任務につく可能性が本当にあるんだものね。
……ところが。
【中東の国々ワカリーマセーン】
18歳から24歳のアメリカ国民に調査を実施したところ、なんと、イラクの場所がわからない人が63%! アフガニスタンの場所がわからない人は更に上回る90%! スーダンがアフリカにあるということすら知らない人が54%! ついでに言うと、47%がインドの場所もわからなかったよ!
絶句。じゃあアメリカ国内のことぐらいはわかるでしょう。
【米国内の州もワカーラナーイヨ】
最近、ハリケーン「カトリーナ」によって大被害を受けたルイジアナ州はどこですか? という質問に対しては48%が「I don’t know」でした。ルイジアナ州の認知度はインドと同じだよ!
毎年行われているこの調査、結果は毎年悪化するばかり。アメリカ地理学会の理事Douglas Richardson氏は落胆しています。そこで、今度はヨーロッパ近郊の地図に国名を記入させてみました。その結果は、氏を奈落の底に突き落とすものだったのです。
【欧州の国々もワカラヘン】
まともに記入できているのは「ロシア」「フランス」「イタリア」ぐらいなもの。「CLOD(なんか寒いところ)」「WAR(戦争してる)」って、そんなこと書いても1点もあげないよ! だめだこいつら、給食でタコスとナチョスばっかり食ってたからに違いない!
ところで皆様、この地図どれだけ埋められますか? ……え、記者ですか? えっとね、オイラが学生の時は、まだソ連が崩壊してなかったんだもん!
参照元:All That Is Interesting
(文=綾部綾)
▼ 「大学の勉強が役に立ってよかったなー」……役に立ってないよ。
▼ どれもこれもナメきっているけど、ポルトガルを「西スペイン」と書いているのはどうやら本気。
▼ イタリアの下に「パスタ」って国があるんだって! イギリスは島国ですらなくなりました。
▼ 「僕大学行ったよ! 修士も持ってるもんね!」……それでこのザマだよ!
▼ 「フランス2」「セカンドポーランド」はともかくとして(それも大いに問題アリなんだけど)、君が「USA」だと思っている場所は、チェコです。
▼ 「オイラの母国は、こっちかこっちの、どっちかだよ!」……っておい!母国だろ!
▼ 「このへんの人は毛皮を着てるの」「金髪美人がアツい!」……だーかーらー、国の名前を書いてください。それから、サングリアは飲み物です。ポルトガルの別名ではありません。
▼ 「モンゴル」「もうひとつのモンゴル」「もっとスペイン」「海」……とほほ。あっ、出た出た、ヨーロッパに隣接してインドが登場したよ!
▼ 「わからん!」
▼ 「なんかもう恥ずかしいですワタシ」……大丈夫だよ、まだマシなほうだもの。字も丁寧だし。
▼ そう、笑顔でいることは大事だね。
▼ 「さ・む・い」「は・た・け」
▼ 「このへん、物価安いのー」……そんなこと聞いてないから。
▼ 「うちのママ、ブルガリア出身だからブルガリアだけはわかるよママ! でも他はわかんない。バカな子に育っちゃってゴメンネママ」
▼ ポーランドって書いときゃ、どれか当たるだろ!
▼ 「ロシアは寒いよ~」……他のところも寒いよ。
▼ ほとんどわかんないけど「カムチャッカ」だけは自信あり。
▼ 「アフリカって、国の名前じゃないよね?」……ええ。
▼ わかったよ、君のいう「ミニ・ポーランド」が存在するとして、肝心の「普通のポーランド」はどこにあるの?
▼ 「このちっちゃいの何?」……それはいいから、もっと大きいものから先に埋めなさい
▼ 「寒い! ここめっちゃ寒い!」……寒いのはそこだけじゃないから!
▼ 「ゴート野郎」……オマエは馬鹿野郎。
▼ 「このへん、BORAT(カザフスタン出身リポーターのコメディ映画)のとこ」
▼ 高校のときの地理のハリス先生、こんなことになっちゃってごめんなさい。ノルウェーとスウェーデンが寒いのは覚えてるよー。
▼ 「昔ソ連だったとこ」「どっちかがベルギーじゃないかな」……脳内垂れ流し。
▼ 「ここはカザ”ク”スタン。BORATめっちゃおもしろかった」……BORAT人気だけど、君、ほんとにちゃんと観たの?
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