受験シーズン真っただ中の今、受験生の間で話題になっている果物があることを、アナタはご存知だったでしょうか。
その果物とは、「いよかん」! 「合格のいい予感(いよかん)」にかけて、愛媛県八幡浜市日土町の農業後継者グループ『日土(ひづち)橘(たちばな)4Hクラブ』が作った奇跡のいよかん、一体なにが奇跡なのかと申しますと、なんと「合格」にちなんで五角形のかたちをしているんです!
ほかにも「合」の文字をあしらった四角形のいよかんなど、かなりユニークないよかんを世に生み出し続けているという、『日土橘4Hクラブ』。
どうして、このようないよかんを作ろうと思ったの? 教えて、同団体今年度会長の窪田丈さん!
「元々愛媛のJAが、合格のいいよかんキャンペーンと称して、受験シーズンに普通のいよかんを配っていたことがきっかけですね。いよかんの価格が低迷していたこともあって、面白いいよかんができれば、消費拡大にも繋がる。それに、日土町のPRにもなるかな、と思ったんです」
着想から5年、完成までに3年を要したという、五角形のいよかん。当初はみかんで色々なかたちを作ろうと考えていたそうですが、みかんはいよかんより小ぶりでインパクトに欠ける。それに1週間ほどでしなびてしまうので、この計画には不向きだったんですって。
ちなみに窪田さん曰く、「いよかんは2カ月はもつ」のだそう。へ~、それなら今からでも合格発表の3月までとっておけるじゃあないの! そういう点でもいよかんって、「合格のいいよかん」キャンペーンに適していたんですねぇ。決して語呂だけじゃないってことか!
去る1月11日には、東京の湯島天神でも配られたという、五角形いよかん。ゲンを担ぐには最適、ビタミンC豊富で風邪予防にもぴったりな同商品は、今後受験シーズンの定番招福アイテムになりそうですね。
(写真=日土橘4Hクラブ・窪田丈さん)
(取材・文=田端あんじ)
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▼見事な五角形ですっ!
▼こちらは「五角形いよかん」が木になっている状態を写した貴重な1枚です☆
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