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8月くらいから皆さんもよーく知っているだろう「アレ」をYoutubeの動画を使って始めた記者。

やった日はやらなった日に比べて明らかに生産性が良いことを発見(ただし当社比)! しかも、続けていたら肩こりや腰痛も出なくなったみたい。もしや、アレ腰痛や肩こり、頭の活性化に効くんじゃない?

そのアレとは、ラジオ体操! やったときとやらないときでは本当に驚きの生産性の違い。戦後日本の「東洋の奇跡」と言われるほどの経済成長は、ラジオ体操のおかげかもと思うほど。(ラジオ体操は1951年開始)。

しかもね、子供のころにはそんなことは感じなかったけれど、ラジオ体操ってけっこう運動量があるんです。毎朝きちっとストレッチをするおかげか、ウエスト周りもちょっとすっきり。

こりゃ、Pouch読者の皆さんにも熱く勧めたい! そう思いまして、ラジオ体操の効果とやり方のコツをNPO法人全国ラジオ体操連盟の方に聞きましたよ!

1.すっきりと目覚める効果と、肩こりや腰痛を緩和させる効果アリ!

ラジオ体操は朝やることが多いのは、ラジオ体操が体を覚醒させる効果があるから。睡眠中は内蔵に血液が集中しており、神経の動きも、刺激に対する反応も遅く、筋肉と神経の連動もうまくいきません。こんな状態で、朝じっとしたままでいると、覚醒するまで三時間前後もかかると言われるそう。

一方、ラジオ体操には人間の体をまんべんなく動かすために必要な運動が組みこまれており、体の血流を良くなります。そのため、ラジオ体操を行なうと、すっきり目覚めることができるのです。

また、体の血流と筋肉の弾力性を良くし体のきしみをとることで、腰痛や肩こりの症状を軽くしたりする効果があるとのこと。確かに、腰痛や肩こりに効くのです。(ただし、湿布やマッサージのようにダイレクトに効くものではないので、即効性があるものではないですよ!)

2.効果を最大限に出すには?

肩こりや腰痛に効くのであれば、やってみようかと思う人も多いのでは。ラジオ体操の効果を最大限に出すにはどうしたらいいかを聞いてみたところ、「継続すること」とのこと。

継続してラジオ体操を行なうことで体の血流と筋肉の弾力性が改善し、体本来が持つ力が引き出されるので、続けることが大切なのです。

3.腰痛や肩こりがある時の、ラジオ体操のやり方のコツ

腰痛や肩こりにも効くなら、さっそくやりたい! そう思ったのですが、記者は現在、腰痛中(年末、ラジオ体操をさぼったから)。腰痛や肩こりがある段階でやってもいいものかも聞いてみました。

NPO法人全国ラジオ体操連盟の方がおっしゃるには、常に痛いときには炎症を起こしている可能性があるので休んだ方がいいとのこと。しかし、ずっと痛いのでなく、時々痛むようなケースでは、筋肉の硬直が原因だったりします。このような場合は、筋肉を働かすことで血行が良くなり心地よくほぐれて痛みが和らぐ可能性があるので、無理のない範囲でやってよいとのことでした。

いかがでしょうか。ラジオ体操は第1、第2と続けてやっても10分もかかりません。寒い季節は肩こりや腰痛も起こりやすい時期。ラジオ体操は華やかなものではないけれど、続けていたら「やってよかった!」と実感するはずですよ!

取材協力=NPO法人全国ラジオ体操連盟
(取材・写真・文=FelixSayaka