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全国250万乙女のバイブルといったら? 星の瞳のシルエット! 少女漫画界に咲くドクダミの花といったら? 岡田あーみん! 80~90年代に少女時代を過ごした皆さんなら数学の公式は忘れてもこの答えはスラスラ出てきちゃうよねっ!?

3月9日、ニフティが運営するイベントハウス「東京カルチャーカルチャー」で開かれたのが「懐かしのガーリー文化を語り尽くす! 昭和生まれのガーリー女子会」というイベント。昭和生まれだけどガーリーじゃないしなー自分、なんて思ってたんですが、

「少女漫画やおまじない、ファンシーグッズ etc……懐かしのガーリー文化について熱く語り合ってしまうイベントを開催します! りぼん、なかよし、ちゃお、ぴょんぴょん、小学館学習雑誌、付録、全プレ、ファンシー文房具、おまじない、サン宝石、とんでもケチャップ、ちびまる子ちゃん、岡田あーみん、セーラームーン、こどものおもちゃ、赤ずきんチャチャ、姫ちゃんのリボン、ときめきトゥナイト……この辺のキーワードにひっかかってしまった人は参加必須!」

ってきたからこれはもう、と行っちゃいましたよ! さて、どんなイベントだったかというと……? 30代の皆さんはもちろん、この世代に当てはまらない20代女子の皆さんも未知の世界をのぞいてみて!!

■ひとり参加するもさっそく同窓会なノリに
友人が少ないためひとり行動の多い記者。当日ももちろんひとり。会場に入り席に座りぼーっとしていると、「お一人ですか?」と向かいの女子が声をかけてくれた! 少し話してると同学年なことが判明、からの一気に縮まる距離感! 「このBGM、なんでしたっけ?」「ときめきトゥナイトですよー!」「うっわ、キャンディキャンディ!」「なつかしすぎるー」……初対面なのに共通の思い出があるだけで、まるで旧知の仲のよう。同学年(タメ)パワーってすごいよね。

■なつかしい絵やワードが続々と
イベントが始まると、出演者のゆかしなもんさん、朝井麻由美さん、さくらいみかさんが順番にプレゼン。ライターでりぼんコレクターのさくらいさんは自身で編んだヨーコ犬の帽子やゾーンのたましいの実を持参。これがクオリティ高い!

今回のお三方のなかではいちばん若いライター・編集者の朝井麻由美さんは漫画家・小花美穂先生の大ファン。今も根強い人気がある名作「こどものおもちゃ」などを分析し小花作品の魅力を力説。うなずく観客多数でした。

「昭和的ガーリー文化研究所」所長・ゆかしなもんさんは「愛人バンク 夕ぐれ族」と書かれた黄色いトレーナーを着て登場。インパクトがありすぎて私も気づけば手元のメモに「夕ぐれ族 筒見さん トレーナー」などと意味不明な走り書きをしてしまっていた。「Hello! フレンド」なる昔あったマンガ誌の紹介はあまりの80年代感に会場は笑いの渦に。

■そしてなぜか全員でセーラームーン体操
今回、雑誌『ROLa』に掲載された「セーラームーン体操」で話題を集める振付師の竹中夏海さんも登場! あの「ムーンライト伝説」をBGMにストレッチ体操ができるという、しかもセーラー戦士たちの変身シーン・必殺技シーンが再現されているという、セーラームーンファンにはたまらない体操。なんとこれを竹内先生に教わりながら会場で全員で実践! 男も女も全員で決めポーズ! ……なんかすごいものがありました。

あまりの盛り上がりぶりに、予定の終了時間をかなりオーバー。あとに私用があった記者は泣く泣く途中退席したのですが、本当に楽しかった! 次回があったらぜひまた行きたいです。

皆さん、日々いろいろあると思うんですよ。仕事つらいよなー、とか、今のカレとこのまま付き合ってていいのかなー、とか、子育て必死で自分の時間ないなー、とか。それをちょっと置いといて、この日このときはみんなで少女時代にタイムスリップ! こんなに懐かしがれるって、年とるのも悪いことばっかじゃないんじゃん? 

……なんて、注文した富士宮やきそばを会場でもぐもぐしながら思った記者なのでした。東京カルチャーカルチャー、意外と食べ物もおいしい。

参照元:昭和生まれのガーリー女子会(東京カルチャーカルチャー)
執筆=鷺ノ宮やよい (c)Pouch

▼来ました、お台場! 広くて寒いなあ

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▼会場内の様子。意外と男性率が高かった!

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▼りぼんコミックスの表紙から顔を出して。これはやりたくなる!

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▼ステージ横には90年代「りぼん」の現物も置かれ、人だかりが

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▼出演者の一人・さくらいみかさん。胸にはゾーンのたましいの実と「お父さんは心配症」のパピィが!!

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▼会場の東京カルカルは飲食しながら楽しめるイベントスペース。飲食メニューもけっこう豊富

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