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多くの女性にとって、男性誌は縁遠いもの。

しかし今もなお、巷の「チョイ悪(わる)オヤジ」たちに人気を博し続けている雑誌『レオン(LEON)』。そして今はなき同誌の姉妹誌、女性誌の『ニキータ(NIKITA)』。これらが出版された当時の衝撃を覚えているという方は、少なくないのではないでしょうか。特に『ニキータ』が生んだワード、艶男と書いて「アデオス」、艶女と書いて「アデージョ」は、ショッキングだったわ~。とにかくすべてがギャグすぎて、ファッション誌というよりも読み物として、手に取っていたっけ……。

【次なるターゲットは、やんちゃジジイだ!】

そんな伝説的雑誌を数多く世に生み続けてきたのが、両誌の創刊を手掛けた岸田一郎編集長。彼が『レオン』創刊当時の編集者たちを集めて、「やんちゃジジイ」のための雑誌『マデュロ(MADURO)』を月刊誌として創刊するというのですっ!

本格的な発売はまだまだ先の、9月24日。ですがそれに先駆けた「準備号」なるものが、ただいま絶賛発売中とのこと。しかもお値段、破格の500円也! てなわけで、岸田編集長の絶妙なワードチョイスがツボな記者(私)、早速同誌を購入、気になるその中身をチェックしてみましたよ~!

【期待を裏切らない! 岸田ワールド炸裂】

スペイン語で「成熟した」という意味を持つ雑誌名が、デデンと配された表紙。そこから早速、「総力大特集 やんちゃジジイの作り方、四十八手」といった独自の「岸田ワールド」が展開されている時点で、すでにテンションアップです。

【ネーミングがイケてる! ◯◯ジー】

さて、ドキドキしながらページをめくるとまず飛び込んできたのは、『マデュロ』の登場人物、なるページ。どうやら今後発売される同誌の中に登場する重要ワードのようなのですが……もうね、とりあえず以下を読んでみて。センス炸裂だから。

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ヤンジー:
全力でお洒落も遊びもこなしてきた50・60歳代。年相応の渋さを醸し出す上品で貫禄のあるやんちゃジジイ。
チャラジー:
全力でお洒落も遊びもこなしてきた点はヤンジーとほぼ同じだが、いわゆる「オヤジ」で成長が止まってしまっている点が異なる。チャラいジジイ。
枯れジー:
見るものすべてに倦怠感すら通りこし無色に映る新橋系。赤ちょうちんに寄るのが楽しみだが、道行くOLをくまなく観察する眼は鋭い。

……いやいや、どうですこの言葉マジック! さすがとしか言いようがないですねぇ、でも枯れジーの最後の1文、女子的には相当キモいから! 

【女子の呼称は「姫」と「魔」!】

さてさて、同誌に登場するジジイは以上。ですがあとふたり、欠かせない登場人物がいるのです。それは「姫(ヒメ)ーナ」と「魔(マ)ダム」

「姫ーナ」は、草食すぎる現代の若者に飽き足らず、より積極的に人生を楽しもうとしている、いわば「女豹系」の若い女性を指す言葉。一方「魔ダム」は、昔は確かに綺麗だった妙齢の女性を指す言葉……って、なんかちょっと、というかだいぶ失礼だよね!? でもこういうところこそがまさに「岸田ワールド」、やっぱりさすがとしか、言いようがないのであります。

【ちょい悪ジジイのための、グルメやファッション情報も充実!】
・グルメ
その後ページをめくるごと、「行かずに死ねるかジジイの楽園 姫ーナと行ってみる? 京都で旦那遊び」「ヤンジーはメニュー選びで貫録魅せ!」「景気づけの一杯は金粉入りシャンパンで ジジイなスノードーム」なるグルメ特集。

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・ファッション
「ジジイは温故知新の2タック」「汗かきジジイの真夏日は麻・金・クロコが大正解」「サスペンダーはヤンジーのガーターベルト」なるファッション特集……ってか、ガーターベルトって! まあ要は、勝負アイテムってことなんだろうけども。

・そのほかジジイワールド満載!
さらには「薄くなったらヒゲ+ボウズ」「ヨボヨボふらつき知らず ジジイの2WD」「ジジイの最強アクセは老眼鏡」「お洒落の前にちゃんとしたジジイでいたい(オーダーメイドの念珠と袱紗を紹介する記事です)」「意外に知らないED薬の使い方」などなど、広範囲に網羅したジャンルの多様さに脱帽。ジジイ色を臆することなく全面に出すこの、「ありのまま」加減が大人の余裕を感じさせてくれます。

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・手品もある! やってみたい!!
極めつけは、「ストローハットはジジイの深夜マジック小物」なる手品にまつわる記事! 

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こちら姫ーナに友人含め自身の電話番号を書いてもらいその紙をすべて、ストローハットのなかへ。姫ーナの番号だけ帽子からポーンと飛び出させる、といったマジックのようなのですが……手品まで網羅しちゃうとは、ヤンジーの飽くなき探求心、おそるべしだわ!

とまあこのように、すべてが見どころといっても過言ではない雑誌『マデュロ』は、読者層の「ジジイ」のみなさんだけでなく、私たち女性にとっても読み物として非常に興味深い1冊。ヤンジーのことをもっともっと知りたいという姫ーナのみなさまはぜひ、手にとって一読されてみてはいかがでしょうか。

参考元:MADURO
撮影・執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼「遺言 妻以外の女性に遺産を残すとしたら」なんていう特集まであったよ……!!

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