プチ整形したいとお悩みの皆さん。記者も悩んでいるのですが、最近本屋さんで見かけちゃったのです。「1日30秒からのマッサージで自分史上最高の小顔&美ボディを手に入れる! プチ整形級マッサージ」という本を。
この本に書いてあるのは、「打圧マッサージ」の方法。自分で筋肉と骨に対して「打圧マッサージ」を行なうことで、スッと通った鼻筋を作ったり、おでこを丸くしたり、頬骨をコンパクトにしたり、エラを目立たなくさせたり、小顔にしたり……と様々なことができるそうなのです。
これは効いたらめっけ物。ということで書籍の著者、小平芳弘さんに会いにいくことにしました。
◼と、その前に……写真を捏造しないで正直に検証したい!
ただね、美容系の写真って、撮る角度や色の加減などで、うまくやっちまってるものが多い気がするんです。特に広告の写真。一見やせたように見えるけれど、施術前の写真では履いてなかったハイヒールを、施術後の写真では履いていたり、微妙に写真の大きさが違っていたり。ああいうの、嫌よね!
ただ、顔ってほんっとうに小さな変化でも印象が変わるもの。例えば二重の幅なんて数ミリ。つまり数ミリの違いが、ものすごーく大きいのだけれど、写真だと数ミリってあまり変わったように見えないんだよね……。だから効果的に見せるために施術後の写真ではヒールを履いたりしちゃうわけです。
そこで、正直に検証するために以下のことを決めました。
1. 施術前後の差はサロンで撮ったものではなく、自宅で撮ったもので検証
2. 撮影場所の立ち位置、照明とカメラの位置はガッチリ固定。目印を付けて動かさない。
3. あごの引き具合等、角度等が変わらないように、鼻の穴の向きと歯の見え方で確認(正面の撮影をするとき)
4. 検証時は、数ミリの変化を見逃さないように、写真に比較線をバシバシ引く
横顔の場合、角度によって「鼻が高くなったー!」というように見せかけられますが、今回は「おでこを丸くする」「鼻筋をすっと真っすぐにする」という内容をお願いすることにして検証しました。
「結果が出なかったら記事が書けない……。そしたら小平さんも私もムダ足だよ……」とちょっぴり不安になりながらサロンへGO! すごい疑いぶりで失礼しちゃいますが、嘘の記事を書かないことは大切だっ!
■打圧マッサージ施術箇所
やってきたのは、東京・表参道駅から徒歩5分のBBMセラピーサロン「beautyplant」。ここのサロンのマスターセラピスト小平芳弘さんが、書籍の著者です。
小平さんに記者がやってもらいたかったのは、
・がたがたしている鼻筋を整える
・長い顔を短くする
・おでこを丸くする
というもの。長い顔って、短くなるのかねえ。プチ整形の域じゃないけれど……と思いながらもお願いしてみました。
小平さんは上記に加えて、
・ 頭のはちをなくす
・ 巻き肩(型が内側に巻いているような状態)の矯正
・ 全体的にリフトアップ
・ 頭の形を整える
などもやってくださいました。太っ腹!
■手でぐいっとおした感じの施術
施術は、手だけを使用。特にクリーム等も使わず手でじんわりと圧力をかけて行ないます。それだけで、筋肉だけでなく骨の形まで変わってしまうんですって。
ちょっとびっくりしますが、考えてみたら歯列矯正も圧力をかけてあご骨と歯を動かします。骨の形って、変わらないものじゃないのかもね。
骨の形を変えるなら、さぞや痛かろう……と思いきや、痛みは自分でぐっと強く押したときと同じ程度。小平さんは
「ぐいぐいと力任せに押す必要はないんです。そんなことをしたら、危ないですし。骨って、意外と柔らかいんですよ」
と言います。小平さんはもともとカイロプラクティックの施術者。体に負担をかけないように施術をしています。
◼︎おでこを丸くするやり方
具体的にどのように施術をするかというと……
たとえば丸いおでこを作るためには、手のひらの下部のふくらみを、こめかみのくぼみの際にある骨のラインにあてて、額の中央の前で指先をそろえ、ゆっくり10秒押します。これを3回繰り返すのが1セット。自分でやる場合は即効性はないので、毎日1セットずつやるのがオススメ。こんな感じ。わりと簡単です。
◼︎結果は?
施術後、鏡を見る前に手で触ってびっくり。いつもない部分に鼻がある! 頭のはちがない! おでこが丸い! 違いがはっきりわかります。こりゃすごい! ただ手ってとても敏感なもの。朝起きて顔を洗うときに顔のむくみに気づいたりするくらい。写真に表れるかなー?
そこで、自宅で撮った写真を比べて効果のほどを確認! 青い線は置物などから、カメラの位置が変わっていないことを示す線。赤い線は、頭頂、眉毛、目の下、鼻の下、あごの先の位置を示す線。鼻の穴の向きと歯の見え方から、あごを上げたりはしていないことがわかるはず。それなのに、なんか……顔、短くなっていますよね!
続いて横顔を検証。巻き肩を強制してもらったからか、同じ位置に立ち、同じ位置から写真を撮っているのに、顔の位置が変わりました。でも、鼻の形とおでこの丸さを見れば良いはずだからそのまま検証。
鼻が高くなって、がたがたしていたところがすーっと真っすぐになっています。鼻の違いは、メガネが少し合わなくなっていたので、確実です!
おでこの方は写真だとちょっとわかりにくいですが、やっぱり少し丸みが出てきています。手でさわると、写真で見る以上に丸いんだけどねえ。
すごいね! 本当に変わったよ!
◼︎打圧マッサージの注意点
この打圧マッサージは整形ではないので、サロンでやった場合にも最初は1週間くらいで戻ってしまう傾向があるのだそう。個人差がありますが、継続して打圧マッサージを行なうことで少しずつ定着していくんだとか。
ただね……正直に言っちゃおう。今回、記事に紹介するということで1回で効果を出してもらったところ、軽い頭痛がでちゃいました。痛みは2日くらいで消えたけれど。小平さんによると、頭痛は本来の施術では脚からボディメイクを始めるところを、今回は撮影のために頭のみを施術していただいた結果、頭痛が出たのではないか、とのこと。
マッサージでも、ずっと放置していた悪いところを施術してもらうと、もみかえしが出ることもありますよね。それと同じで、急激な効果を求めすぎず、定期的に、継続して施術する必要がありそうです。
◼自分で試してみたい人のために、書籍が出ています!
サロンで施術を受けると3回くらいではっきり変わってくるらしいけれど、小平さんの考案した打圧マッサージを行なうBBMセラピーサロン「beautyplant」は、今のところ表参道のみ。
表参道まで通えない人でも施術できるように、と小平さんが出したのが、「1日30秒からのマッサージで自分史上最高の小顔&美ボディを手に入れる! プチ整形級マッサージ」なのです。
この本でできるのは、
・涙袋を作る
・輪郭をシャープにする
・鼻を高くする
・目の大きさを整える
・体の歪みをとる
・おでこを丸くする
・口角をあげる
・ほうれい線を薄くする
・バストを上向きにする
・骨盤を引き締める
などなど。顔だけでなく、ボディもプチ整形級に変化できちゃいます。自分でやる場合は、危険なほど力をかけることはまずムリだけれど、即効性はないので、継続して続けてみてくださいね。
記者もやってもらった打圧マッサージの効果を持続させ、さらに効果を出すために、家でやることにします。冬ぐらいには美しく鼻筋が通っちゃうかも! うひひ。皆さんもやってみてねー!
【書籍情報】
書籍名:「1日30秒からのマッサージで自分史上最高の小顔&美ボディを手に入れる! プチ整形級マッサージ」
著書:小平芳弘
出版社:アース・スター・エンターテイメント
取材協力=小平芳弘さん
定価:本体1300円+税
取材・執筆=FelixSayaka(c)Pouch
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