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「彫刻」と聞いて即座に思い浮かべるのは、ミケランジェロの「ダビデ像」のような、360度いかなる方向から見ても完璧で隙の無い、精巧な作品

そういった先入観をお持ちのまま、英アーティスト、キャサリン・モーリング(Katharine Morling)さんの作品と向き合うと、一瞬たじろぐ方もいらっしゃるかもしれません。

どこか「漫画」チックに描かれた、マッチ箱にタイプライター、本、そしてチェーンソー。可愛らしさとキッチュさを同居させたそれは、「絵」でも「ペーパークラフト」でもなく、れっきとした彫刻。

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ならば素材は木材なのかしら、紙に見えるだけに。と思いきや、鑑賞者はここでもまた良い意味で、裏切られるの。なんとこちらの作品群はすべて、セラミック製。そう、陶器なのであります。

彫刻というワードからはとても想像のつかない、遊び心に溢れた、ユニークなタッチ。現代的でハイセンス、特に「漫画」を読んで育ってきた若い世代の心に、ガツンと響きそうっ。

写真よりもこの目で、しかもあらゆる方向から眺めたくなる、ニュータイプの彫刻アート。もしも日本で展覧会が行われるならば絶対に観に行きたいぞ!

参考元:Katharine Morling
執筆=田端あんじ (c)Pouch

▼発想の勝利!!!

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